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惑星幻想奇譚  作者: ぴろおくと
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序章

古の昔、卓越した超文明が存在したらしい。

星々を開拓し、新天地をもとめて旅をした。

行きつく先々の星をつなぐ塔を立て、星々をつなぐ。

いつか故郷に帰るために。

いつか故郷を取り戻すために。


今彼らは遠い彼方にいる。

熱の冷めた宇宙の壁を越え、ほかの宇宙に去っていったのだろうか。





彼らが去った惑星にはかれらに作られた者たちがいた。

彼らが去ったあと宇宙で生まれた力ある生き物たちが彼らと邂逅できるように。

作られたものたちは待ちつづけた。

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