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自由気ままに更新するSS集  作者: 神崎しおん
2/2

バレンタインデー


「ふあぁ〜……おはよ」

 甘い匂いと、何かをかき混ぜる音で目が覚めた。

「おはよう」

「何作ってんの?」

「今日はバレンタインデーなので、チョコレートを作ってます」

「おお〜! やった〜!」

 バレンタインデーにチョコと聞いて、テンションが上がらない男などいない。

「味見させて!」

 甘美な匂いに我慢が出来ずに頼む。

「まだ作ってる途中だから、ダメでーす」

 そりゃ、そうだよなぁ……でも、味見したいなぁ……あっ、そうだ。

「ねえ、ちょっとこっち向いて?」

「ん? いいけど……んっ」

 彼女が振り向いた瞬間に、唇と唇を重ねた。

 柔らかい感触を堪能してから、彼女の口内へ舌を滑らせ転がす。ドロップを少しずつ溶かすように。


「ん、はっ……きゅ、急にキスしないでよ」

「ごめんね。どうしても味見したくてさ。ちゃんと甘くて美味しかったよ。完成楽しみにしてるね」

「……うん、がんばる」

 彼女は照れながらもコクリと頷いた。

バレンタインデーという事で、それをテーマに思うがままに書いてみました。

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