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好きすぎて

作者: 安浦

好きすぎて、気持ち悪くなるくらい。


私はバカかもしれない。


「…うっ…やだ…」


こうやって泣き真似してまでして、あなたをつなぎ止めている。


好きすぎて、あなたがいなくなる未来は生きてる心地さえしないよ。


あなたのいない世界は不幸だと。


行かないで。

大好き。


プライドが邪魔して、こんな状況でさえ本音は言えない。


都合が良くたって構わないなんて、やっぱバカかな。


あなたに会えないほうが辛くて。


鳴らない携帯を持つのが辛くて。


あなたがいなきゃ全部がだめになるなんて、ありきたりな言葉。

だけど、本当にそうだから。


諦められない。

好きになりすぎてもう戻れない。


笑って。

喋って。


恋人にも友達にもなれない。

他人よりも、もっと遠い2人になってしまう。


そう、泣き真似してでも、その数分間さえもあなたをどこにも行かせたくなくて。


私の気持ちをわかってほしいのに。

もう一度好きになってほしいのに。


「…ごめん」


あなたのブレない気持ちに押し潰されそう。


好きになりすぎて、なかなか終われなくて。


助けてよ。


「もう本当に、無理だと思う」


これ以上傷つけないで。


「…さよなら」


もう、二度と。


この気持ちを沈めて。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも、伝わればなと思います!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 好きなのに、どうにもできない現実。 彼が世界の中心だと信じていた遠い日の私と、シンクロしました。 せつない、大人への一歩が上手く書いてあると思いました。 短いけれど、印象的な作品でした。 …
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