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第15話:ムチャ振り、関東移封

なり家康は畳に突っ伏して号泣した。秀吉との連れ小便の際、先祖伝来の三河を捨てて未開の湿地帯である関東へ移れと命じられたのだ。

部屋の隅で勝手に家康の秘蔵の菓子を貪っていた信長は、食べかすを吹き飛ばして怒鳴りつけた。

「このクソ狸がぁ! 何がおしまいだわ! 猿が放ったのは、おみゃあを試すための最高級の嫌がらせだがや。それをホイホイ受けてくるとは、おみゃあの脳みそは鯛の天ぷらでできとるのか!」

「だって、断れば殺される雰囲気だったんですぅ! 江戸なんて、ただの泥沼ですよ! 家臣たちに合わせる顔がありません!」

「顔なんぞ泥で塗っとけ! ……まてよ、これはチャンスだわ。猿から遠く離れた場所に誰も手出しできん、おみゃあだけの牙城を築けるっちゅうことだわ。泥沼なら、泥の中に大量の武器と金を隠せるがや!」

「魔界を造れと言われるのですか……」

「そうだわ、おみゃあは今日から江戸という底なし沼に棲む巨大な化物になれ。泣いとる暇があるなら、土木工事の計画書を書かんか!」

信長に背中を蹴り飛ばされ、家康は胃を抑えながら江戸の地図を広げた。

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