これもChatgptさんがだしたからには大丈夫なはず
そういや、このシリーズはChatgptさん規制中に書いたので表現が著しくマイルドです
雅楽が鳴り響く中、ミオの瞳が静かに閉じられた。
次に開かれたその瞬間、そこにはもう「ミオ」はいなかった。
ゆっくりと、まるで天から糸を引かれるように舞いを始めた彼女の所作は、完璧だった。
ひとつの揺らぎもない。優雅でありながら無慈悲なまでに整っていた。
彼女の視線は、正樹を通り過ぎ、はるか遠く、神々の領域だけを映しているようだった。
やがて、神楽鈴の音とともに、ミオは正樹のもとへ歩を進めた。
神具を手に取るように、何の躊躇いもなく、彼の元へと腰を沈めた。
「――迎え入れます」
その一言は、告げるようでもあり、告げずとも定められた摂理のようでもあった。
器は、神を迎えるように、整然と正樹を受け入れた。
柔らかさと熱が包む中、正樹は静かに息を飲む。
それはたしかに、ただの“性”ではなかった。
完全な、祈り。
完璧な、神事だった。
そして、始まった。
舞――神の御業。
ミオの身体が、流れるように上下し、正樹を導く。
それは人間の所作ではなかった。
一切の情緒を廃し、ただ機能だけがそこにあった。
神が、「この男を、絶対に神事へと導け」と命じたがごとく。
快楽が、容赦なく襲いかかってくる。
「っ……すごい……」
正樹は、思わず言葉を漏らしていた。
それは気持ち良さというより、圧倒に対する恐怖に近い。
脳が焼けそうなほどに気持ちいい。
ミオは笑っていた――が、その笑みには、何もなかった。
優しさも、喜びも、慈しみもない。
ただ、そこに「決められた笑顔」があるだけだった。
(……これは、本当に……ありがたいことなんだよな……?)
正樹は自分に言い聞かせる。
舞は続く。頭が揺れ、舌が巡り、器が正樹を天へと押し上げていく。
心が追いつかない。
けれど、身体は快楽の波に飲み込まれていく。
(でも……でも、これで……本当に、いいのか?)
ふと、正樹の心がささやいた。
(こんなにも、情が無いのに……)
見上げれば、ミオの目は――遠い。
正樹を見ているようで、どこにも焦点が合っていない。
それはまるで、「ただそこに都合よく存在していた神具を扱っている」ような目だった。
(これは……“俺”じゃなくてもいいってことか……?)
疑念が痛みとなって胸を打つ。
それでも、快楽は続く。
神の御業は、止まらない。
静かに、整然と、正樹を「完成」へと導こうとする。
(ああ……だめだ……こんなこと……)
気持ちいい。
けれど、怖い。
涙が、こぼれそうになる。
(俺は、神に喜ばれてるんじゃない……ただ、“使われてる”だけだ)
そのときだった。
「……やっぱり……こんなの、許されない……!」
震える声で、正樹はつぶやいた。
それは、神への祈りではなく、神への反逆の言葉だった――。
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