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終末世界の暇人

作者: 羅刹

『~ッ!!』


画面に映る現在進行形でゾンビの群れに食われている男の断末魔を聞きながら、29回にも及ぶ失敗にやる気が萎える感覚に浸る。


「あ~、また失敗かよ。リアルはマジでクソゲーだな。」


俺の名前は神谷司かみや つかさ、1月1日生まれの19歳。元高校生、現暇を持て余した自称終末世界の暇人である。



20xx年、世界中で突如としてゾンビ災害が発生。ゾンビが現れてから約2年で、世界中の国家はその機能を停止した。ゾンビ災害の後の1年は、まあ普通にリアルサバイバルを強制され四苦八苦しながらこの世の理不尽を嘆いていたような気がしないでもないが、いろいろありすぎた結果18歳で枯れてしまったように思える。いや元からかな(笑)。


話を戻そう、生きるために逃げ回っていた俺は山の中で生活していた時に、偶然地下シェルターへの入り口を発見したのだ。そのシェルターは政治家どもが有事の時のためにと巨額の税金を費やして作った予定収容人数4000人越えの広大な地下シェルター。通称『箱舟』。日本中のいたるところに設置されたカメラを通して日本全体を観測できるモニタールーム、様々な趣向を凝らした娯楽施設、AIが管理する地下栽培施設に畜産総合施設。そのほかありとあらゆる物がそろったおそらく日本最後の楽園。


当然、警備も手厚く侵入してすぐに捕まえられた俺は秘密保持のために殺されそうになったが、紆余曲折の果てに地下シェルター内にいた約3000人を皆殺しにして俺は地下シェルターを手に入れたのだ。奇市区もその日が俺が18歳になる誕生日でもあった。


それから一年、地下シェルターの機能を把握するために奔走しながら災害前でもなかなか味わえないような至福のひと時を過ごした結果。俺は暇を持て余した≪終末世界の暇人≫となっていた。


基本的に食う、寝る、遊ぶを軸とした生活は楽しかったが、むなしさも募っていった。外で過ごした濃密な一年は安定を求める俺の性格をスリルを求める愉快な暇人へと歪めていたのだ。


スリルは欲しい、ただ危険な場所に自分から行く気になれない。そんな中モニタールームで外の様子を見ていた時にふと天啓がうかんだのだ。



≪そうだ、生き残った人間を使って、リアル脱出ゲームをやろう≫と。


思い立ったが吉日、その日のうちに以下のルールを決めた。


________________________

タイトル;『司君主催!楽園を目指せ!わくわく脱出ゲーム!』


ゴール;『楽園』への入場資格の入手


NG行為;~以下略

以下略

________________________



_そして冒頭に戻る。


今までに俺がプレイヤーとして選んできた人間は29人。そのうちにどれもが自分の指示を無視した結果ゲームオーバーとなったからにはさすがの俺でも萎えが来ていた。


_30人目で一区切りにして、また新しいことでも計画するかなあ。


監視カメラの映像を切り替えながら最後のプレイヤーを探していくと見知った顔がカメラに映る。


「、、、こいつらは。まだ生きていたのか。」


カメラには4人の見知っている4人の人間が映っていた。災害前の高校の同級生であったやつら。まるで恋愛ラノベの中の登場人物のような4人の行動にははたから見ている分には楽しませてもらったのは覚えている。1人は並の俳優では勝負にすらならないくらい容姿の整った男、真田優斗さなだ ゆうと。他の3人も学園のマドンナと呼ばれていた女たち。


口角が上がるのが抑えられない。


「最後のプレイヤーは真田優斗、お前だ。ひひッ、俺を楽しませてくれよ?」


そうして俺は真田たちに向けて無線などの通信装備をドローンに積みこみ、そのドローンを飛ばした。



 _____________________________________________


こんな感じの内容でどなたかかいてくだせえ(土下座)。



追伸。骨格が似ている作品あればおすすめしてくれると助かります





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