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Rosa con Azul −緋と藍の峡谷−

 Rosa con Azul −緋と藍の峡谷−(まだ連載中です。更新は少し遅めです。)

 作者 井浦美朗

 リンクhttps://ncode.syosetu.com/n2060f/






 あらすじ

 強国ジェードからの独立を目論む小国プラテアード。「独立運動の王」と崇められながら、志半ばで敵の銃弾に倒れた父の遺志を継いだ少女リディは、身分を隠してジェードに潜入する。そこで出会った少年アンドリューに惹かれていくリディだったが・・・。

 二人が互いの正体を確認するまでを第一部とし、33話からの第二部では、7年後の再会から動き出す二人の関係と歴史を描く。






 感想

「じれじれ、ドキドキ、うああヒーロー早くヒロインに手を出せよ。こんなにも彼女に思われているじゃないか。」

「いや、確かにお前らの立場からくる障害があり、簡単に結ばれないことはわかっているよ。でもな、少しヒロインに対して感情を表に出してもいいんじゃないか。ツンデレのデレを早く出しあがれ!」

 もう終始彼らの関係でドキドキしっぱなしの作品ですよ。

 よく障害があればあるほど恋愛は燃えるというけど、まさにその通り、読者として自分も彼らの山あり、谷ありの恋愛模様を見ていると終始燃えますよ。

 ストーリー展開はまさに王道。正体を知らない二人が互いに惹かれあうが、互いの正体を知り、一旦お別れ。7年後再会した二人は立場の違いから、お互いぎくしゃく。それでも感情を表に出し、ヒーロー好き好きオーラを出すヒロイン。一方、男として気持ちを隠し、ヒロインが傷つかないように裏方で手回しするヒーロー。なんか素敵なヒーローですよね。露骨に気持ちを表に出すと、周りがその関係を許さないとわかっているからこそ、表は冷たくし、でも裏では熱き想いを秘めているなんて。言葉じゃなくて行動でヒロインを守る。かっこよすぎですよ。

 作者は副業で専門書も執筆しておられる方で、文章は文芸作品に近い硬い文体。そして、言葉の使い方が的確で、本当に読者が欲しい言葉をピンポイントで使ってくれます。最新109話なんて、最後の4文だけで心がときめきました。


 誰が何と言おうと、


 本人達が決して認めまいと、


 もう、これは隠し果せない。


 ジェード国王の、プラテアード王女に抱く思いは―――


https://ncode.syosetu.com/n2060f/110/より引用(情報確認日2019.1.26)


 周りにはバレバレなのに、本人たちは立場から決して認めない。

 障害がある恋は燃えますね。不倫する人の気持ちを分かったような・・・不倫はだめです( ´∀` )(真面目なので)

 本当にもっとたくさんの方に評価してほしい作品です。ぜひ読んでみてください。




 文章評価

 10p/10p

 ストーリー評価

 10p/10p


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