5話 キーワードにジャンル名を登録しよう
作者様の作品のキーワードとして、ジャンル名の文字列を登録してみてはどうでしょうか?
なろう小説にはジャンルという区分があります。キーワード検索時にはジャンルを指定して検索もできますが、デフォルトでは全てのジャンルから検索します。ジャンルをまたがる小説も多く、全ジャンルから検索するのは妥当です。
たとえば読者が「小説を読もう!」のおすすめキーワード「年の差」を題材とした「恋愛」小説を探す場合を考えてみましょう。
「年の差」の「恋愛」ですから、以下の2パターンが想定されます。
A. 「年の差 恋愛」でキーワード検索
B. 恋愛ジャンルを選択して「年の差」でキーワード検索
ここで問題があります。恋愛ジャンルにある小説でも「恋愛」をキーワードに登録していない小説は、A.の検索結果に表示されません。
年の差 恋愛 検索結果:2,348作品 (全ジャンル)
年の差 検索結果:1,336作品 (ジャンル:恋愛)
年の差 恋愛 検索結果:656作品 (ジャンル:恋愛)
実は恋愛ジャンルにある小説でも「恋愛」をキーワードに登録している小説は半分程度です。
もちろん、この作品は「恋愛」要素が薄く「逆ハーレム」だ、とか「ヤンデレ」だ、等の信念を持つ場合は「恋愛」キーワードがなくても問題ないとは思うのですが。
他の例として、ホラー、アクション、コメディーの三要素を持つ小説を探したい場合、読者の検索方法は以下の4パターンが想定されます。
A. 「ホラー アクション コメディー」でキーワード検索
B. ホラーのジャンルで「アクション コメディー」でキーワード検索
C. アクションのジャンルで「ホラー コメディー」でキーワード検索
D. コメディーのジャンルで「ホラー アクション」でキーワード検索
ジャンル名がキーワードに入ってる作品ならA.の検索結果に表示されます。しかし現実にはB,C,Dでしか検索結果に表示されない作品があります。
作者様の作品のキーワードにジャンル名を登録することをお勧めします。
大ジャンル名やジャンル名をキーワードに使う方がいいかどうか、はジャンルによって異なります。
例にあげた「恋愛」は正確には大ジャンルで、その下に「異世界」「現実世界」ジャンルがぶら下がっています。
「恋愛」はキーワードとして有用そうですが、「現実世界」はキーワードとしては微妙な気が。