政治家の資質
「 沙織さん。論文の課題は、こなせそうですか?僕ばっかり話して 肝心の論文のテーマを聞いて無かったですね」
「 論文のテーマは政策におけるマクロ経済の動向です。ここで政策 の話を聞けたら過去の政策の類似点を探してその後の経過が経済 にどう影響したかを調べて結論に導きます。実際の政策は過去の歴 史と密接に繋がっていて、新しい政策は殆ど無いって言える程似通 っています。でも、結果は全く違う結論になっているので経済と結 び付ける事でなぜ違った結論になったかが判るようになるんじゃな いかなって感じててそれを実体験として体験したいと思ってました 光一さんが話をしていたときに私も最初に感じた政治の思いは光一 さんの言葉で行動しようって思いました。私に出来る事はないです か」
「 沙織さんにしてもらいたいと思うことは政策に関する事じゃないかな。僕のやりたいことは政策何て格好つけた事を言えるもんじゃなくて、自立した個として責任を果たすってことです。教育がどうとか、生活保護がどうかでは無くてもっと人として果たさなきゃいけない生き方みたいな事です。例えば給料が安いからって愚痴をいって何も行動しない事や自分のやりたいように行動するだけの調和がとれない人格とかをもっと違う方法で社会に良い形で還元出来る街づくりをしたい。宗教的ではなくて道徳水準を一つ上の状態にしたいって思っています。この考え方はある意味憲法違反になる可能性をはらんでいると思います。革命家さんとは似てるかもしれないけど僕はどんなことがあっても武力で他人の意見を抑えたりするのは絶対にしてはいけないって思います。しかし、国単位なら武力を持たない事には逆に反対なんですけど。孫子の言う善の善は戦わずに勝つ状態に持って行きたい。例えばアメリカや中国の様な大国の言いなりの中央政府のやり方は賛成できないので戦わずに勝つ為にどうするかは議員一人一人の責任として義務づける習慣を身に付けてもらう。市民は絶えず向上意識をもつ。子供は選択肢が多く与えられる為に学びを絶えさせない、そんな政策政策って沙織さんつくれますか」
「一つずつ確実にする事が大丈夫だと思います。今、光一さんが語られたなかで一番やりたいことはなんですか」
「特に教育じゃないかな。誰でも学びは保証されてるけど、実際には少し裕福な人の子供が学歴が高い気がします。別に悲願ではないんですが少し裕福な昔なら公立の学校の方が評判がよくて、私立は学力の乏しいやつが入るって感じがしたのに、今は私立に入学させないと公立は非行に走りやすくなるそうじゃないですか。平等に受けられる筈の公立がそんな状態では地域の格差は広がる一方な気がします。お金が無いから進学を諦めたり卒業後分割で返していったりしないといけないし、就職出来なかったら、返済すら出来ないのに学びたいと思えるかは疑問に感じます。学ぶ事に障害のない政策があれば教えてほしいです」
「光一さん、では今度の選挙で教育を中心に進めて行くって事ですよね」
「はい。そうしたいです。今日、一緒にきた悟は戦略的に行動する方が良いって言って藤川議員の事務所にまで入って僕の事を助けてくれてます。悟が言うにはトップ当選をしないと政策はなかなか通らないそうです。市民がこの人って感じた意見はいくらベテラン議員であっても無視できないのでそこでやりたい事をすぐに議会に通すこれがインパクトがあって且つ政治生命に関わってくるんだそうです。だから僕は必死で色んな事を夢中でチャレンジしてきました。只、政策を造るのは難しいって感じています。沙織さん、一緒に手伝ってほしいです」
「 次の選挙まで後一年ですよね。私は大学院生になるので少しの時間なら協力できますよ」
「有り難う御座います。また、連絡します」




