表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/73

69.大好きだった貴方へ

もうどれくらい昔のことだろうか

若気の至りというのには若すぎる

子供の恋愛だった


告白なんてされたことない私に

貴方は好きだと伝えてくれたっけ

すぐに返事は出せなかった

どうしたらいいかわからなかったから

放課後にゲームをしに遊びに行く仲ではあった

好きになる感覚は告白されるまでは湧かなかった


好きと言われたから好きになったのか

好きだったから告白されて嬉しいのか


どちらが先かなんてもう忘れたけれど

大好きだった貴方へ 一言送るなら


幸せになってね


それ以外には見当たらない


ずっとずっとすれ違いだった

貴方が私の前からふっと消えて

連絡が取れるようになったと思ったら

貴方には別の意中の人がいた

向こうが彼女と別れた後には

私に意中の人ができたのだ


お互いに恋人がいなかった時期は短いが

ある日 お互いがフリーだとわかった時に

遠距離じゃなかったらな…と貴方がぽつりと呟いた一言に

胸が跳ねた事もあった


ふと思い出す 手すらも繋いだことのない

子供同士の恋愛

あれだけピュアに好きだと言われたのは

それが最初で最後だった 若さが成せる恋愛だった


今 貴方は何をしていますか


連絡先は知っているけれど

向こうに家庭がある事も知っている

時折 生きてるかなんて連絡がくるけれど

そんな事よりも家庭大事にしろよと思う

貴方を想うのはとっくの昔に卒業したのだから


今 隣には 大切な人がいる


貴方だってそうでしょ?

ピュアだった幼い頃の恋愛は

汚れないように綺麗に保管しておかない?


これ以上私たちは歩み寄れないから

過去の記憶をこっそりしまおう


大好きだった貴方へ

私は今 幸せです

昔の恋愛って、どうしてあんなに補正がかかるんだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ