7.言の葉
一人は好きだ
でも
独りは嫌いだ
隣の芝生は青く見える
あぁなれたらいいのに
こうなれたらいいのに
いつしか心は嫉妬で埋もれてしまった
望むのならば何かをすればいいのに
現状が嫌なら動き出せばいいのに
私には
その気力すら残っていなかった
自己肯定感は姿を消して
周りを妬んで
悲劇のヒロインを演じていた
変えたいと思うのに動けない
変わりたいと願うのに動かない
他人任せで依存体質で
鏡を叩き割りたくなるほど
自分という個体を嫌いになった
でもね
おはようって
お疲れ様って
おやすみなさいって
貴方の言葉が私をちょっとずつ変えていった
独りぼっちじゃないんだよって教えてくれた
苦しくても寄り添ってくれる
涙を流しても傍に居てくれる
勝手に独りぼっちになったと思い込んでいただけだった
私の周りには 見ようとしなかった優しさが溢れてた
見ようとしないだけだった
心地よい言葉しか聞こうとしなかった
あぁごめんね
あぁごめんね
心で何度も頭を下げた
傷つけた人もいるだろう
迷惑をかけた人もいるだろう
離れてしまった人もいるだろう
私が勝手に壁を作っていただけだった
あぁごめんね
あぁごめんね
少しずつ壁を壊していくから
もう少しだけ待ってて欲しい
なりたい自分になれるように
壁の向こうを目指すから
夜になると色々と思考が巡って、ぽんぽんぽんぽん言葉が頭を走ります。それは悪いこともいいことも全部。
1人じゃないよ。独りぼっちじゃないよ。
そう思えるだけで、私は頑張れる。