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62.それぞれの幸せ…?

行き交う人々

耳に飛び込んでくる雑踏

目まぐるしく視界の世界は変わる

今日も世界は動いている


ベビーカーを押して買い物をする女性

抱っこをして子供をあやす男性

かけ出す子供に注意する父親

子供を手を繋ぐ母親


どうしても 家族連れに視線を向けてしまう


憧れがないと言えば嘘になる

結婚するとか

子供が欲しいとか

そう願った時もあるけれど


私はきっと「向いていない」人間だと思う


結婚したいと思った相手もいたけれど

価値観が違って 向かうベクトルが違って

衝突して 結局いなくなった


婚期なんてものはとうに過ぎてしまって

友人達は家庭を持って なかなか遊びに行こうと

誘いにくくなってしまった


結婚していない

子供がいない


世間一般から見たら どう思われているんだろうと胸がざわつく事もあるけれど

「今」の私は これが正解だと思っている


紙切れ一枚を提出して

「今」の私と結婚なんてしたら

相手の自由をきっと奪ってしまうから


だから これでいいんだ


ガラス越しに行き交う人々を眺めて

口の中で咀嚼したドーナッツを飲み込んだ

次いで 錠剤を2つ 口の中に放り込んだ


深いため息を一つ

周りと比べてしまった事で はらりと落ちた涙を

周囲にバレないように拭う


スマホが鳴った


「今、どこにいるの?」


機械越しの声にホッとする


「ドーナッツ食べてた」

「これからお昼ご飯なのに」


ケラケラと貴方は笑う

私もカラカラと笑う


この距離でいいの

私は「今」が幸せ

紙一枚の誓約を 貴方には背負わせたくない

だから 誓約をせずに過ごしたい

もしも 耐えきれなくなったら 離れてくれていい

私という存在に疲れたら 離れて欲しい


きっとこれが丁度いい

私の今の幸せなんだ

結婚しないとだめなのか、子供がいないとだめなのか、悩んだ日々がありました。


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