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48.蜻蛉と鴉

暑すぎる日々も終わりを迎えた


日は短くなって

いつもより早くオレンジ色に空が染まる


涼しい風を受けながら

晩御飯の献立を考えて スーパーへと向かう

今日は何にしようか

炊き立てのご飯には やはり肉かな


オレンジ色の空には 蜻蛉の影が多く見える


もうこれから冬に向かうのか

寒い日々が来ると思うと

この過ごしやすい季節がずっと続けばいいのに思う

秋はご飯も美味しいからね


ふと 駐車場の鴉が目に入った

地面を何度がついばみ くちばしに何かを咥えた

翅のようなものが見える


蛾の翅だけ地面によく散らばっているのは見るが

なるほど蜻蛉も食べるのか


自然界に比べれば 人間の世はイージーゲームなのかもしれない

弱肉強食 弱い者は淘汰される

食うか食われるかの世界

食えなければ 死あるのみ

食われれば 死あるのみ


だが待てよ 人間の世界だって弱肉強食ではないか

強いストレスを抱えながら食うために働く

権力のある者に従わなければならない

生きるために働くはずが

働くために生きている


食われてたまるか

負けてたまるか

死んでたまるか

殺されてたまるか


安い肉を買うつもりが

高い肉に手を伸ばしていた


生き抜くんだ この生きづらい世の中を


食われてたまるか

負けてたまるか

死んでたまるか

殺されてたまるか


明日を生きる そのために

いい肉を食ってやる


弱肉強食 いつまでも弱いままではいられない

食う側に立ってやる


私は鴉になってやる

お買い物行く途中に、カラスが蜻蛉食べてるの見つけて、んん!?ってなったので、書いてみました。

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