40.パンケーキの幸せ添え
うーん
うーん
うーん
頭を悩ませて どれくらい経っただろう
貴方はメニュー表を奪いとった
「これとこれを1つずつ。それからコーヒーをブラックで2つお願いします」
メニュー表を指差して貴方は注文する
何を注文したのかは見えなかった
かしこまりましたと店員はニコニコで厨房に戻っていく
私は私で 年甲斐もなく不貞腐れている
「まだ決めてなかったのに」
口を尖らせて 机に肘をついた
「どうせ決まってたくせに。優柔不断」
ケラケラ笑う貴方にちょっとだけムッとして
テーブルの下で足を小突いてやった
言われなくても気持ちは確かに決まっていた
期間限定という言葉にめっきり弱いから
マロンクリームなんて美味しいに決まってるじゃないか
「お待たせしましたー」
私の目の前に置かれたパンケーキ
ふわふわの生地が2枚に たっぷりのクリーム ちょこんと2つの栗が乗っかっていた
貴方の目の前に置かれたパンケーキ
ふわふわの生地が2枚に たっぷりのチョコソースと少なめのクリーム 輪切りにされたバナナが沢山
「半分食べな」
そう言って 貴方は一枚パンケーキを皿に移した
バナナもどっさり移し替えた
私の皿から一枚持って行くけれど クリームの量はかなり控えめだった
「どっちも食べたかったんでしょ」
小さく頷いてから 私はパンケーキを一口
幸せが口いっぱいに広がった
一口食べて
もう一口食べて
更に一口食べたら
なんだか貴方が嬉しそうに笑っていた
「ありがとう」
小さな幸せを乗せて パンケーキをもう一口
先日パンケーキを食べに行って、とっても美味しかったのです。また行きたいです。




