35.頭痛警報
朝一番 嫌な予感がした
遮光カーテンにしたお陰で 部屋の中は朝でも真っ暗なのだが
のそのそとカーテンを開けて 気持ちはどんより
あぁ 雨だ
しとしとではない ザァザァとした雨
頭が重苦しくて このせいかと舌打ちをした
体が重い 頭が痛い
天気予報によると 憎き低気圧は 暫く居座るらしい
雨は明後日からだと言っていなかっただろうか
どうも天気予報が変わったようだ
今日は折角のデートなのだ
久しぶりのデートなのだ
この日の為に 昨日の夜は滅多にしないフェイスパックもした
最近の言葉でいえば ビジュが良いと言ってほしいから
念入りにお肌のお手入れをしはずだというのに
この頭病みのせいで 顔面は崩壊している
化粧をする手はノロノロで
鈍い痛みを堪えて支度をする
顔面が歪む 痛い 痛い 痛い
最終兵器を握りしめて
飲み込んだ
これでどうにかなってくれれば良いのだが…
スマホが鳴って 迎えの知らせが届く
出来る限りの笑顔を貼り付けたつもりだったが
すぐに 無理がバレてしまう
今日のデートは中止
ふてくれされている私の隣で
仕方ないでしょうと 苦笑いする貴方
結局お出かけは中止
お家でゆっくり 低気圧を過ぎるのを待つことにした
何が食べたい?って聞かれたから
「…カルボナーラ…」
今日行く予定だったお店のオススメを口にした
朝起きて、今日はやべぇ、と思う事ありません?大体低気圧のせいなんですけど。




