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21.変わり者の詩
変わり者だった
幼い頃の話を聞いても
変わり者だった
なんだか周りと少し違う
掃除ができず片付けができず
何でやらないのさ
何でできないのさ
やるもんだよ普通
普通ってなんだろう
自分の主張が激しくて
面倒くさいが口癖で
興味が無いことはやりたくない
普通ってなんだろう
無気力で
やりたいことも無くて
日々を何となく過ごして
常識が欠如して大人になって
誰かに頼ることが抜けきらず
結局 確認行為だらけになった
意思決定ができない
1人で決められない
終いには 最悪なシナリオを描くようになった
加害意識
強迫観念
不安症
火事になるかも
怪我をさせたかも
なにか悪いことが起きるかも
決められなくなり
呆れられるようになり
一人 一人と 呆れられていった
ごめんなさいと唱えても
止まらない確認行為
ミスをするかも ミスをしたかも
眠れずに隈も作った
私 普通になりたい
普通の定義が分からないけど
怖がらずに生きていきたくて
普通になりたいの
変わり者の戯言
変わり者の詩
私は特別になりたい訳じゃなくて
普通になりたいの
普通って難しい。何が普通なんだろう。




