俺と吉田で何が違うっていうんだ!
俺には不満がある。
一緒につるんでる吉田についてだ。コイツとは気が合ってよく一緒にいる。イケメンってほどでもないし、前に出るタイプでもない。こういう奴なら、俺が悪目立ちすることも無いしな。
……しかし、だ。
「──あ。吉田くーん!」
遊びに行った帰り道。女子の黄色い声がする。呼ばれたのは吉田だけ。そう、こいつのことが気になっている明美ちゃんだ。
(お〜い、俺も一緒にいるんだぞ!)
吉田が「やぁ、こんにちは」と言うと、明美ちゃんは俺の方を観て「いつもご苦労さま〜」と言った。
……吉田が俺と友達でいることで苦労しているみたいな言い方やめろよな。
「ねぇ、私も一緒に帰って良い?」
「い、良いよ」
(お、おいおい、二人でいい雰囲気作んなよ!)
気まずいだろうが! 俺は吉田と小学生の頃からの仲なんだぞ。くっそー、離れろ、離れろ!
「キャー!この子、私のスカートに噛みついてくる!」
「ダメだぞ、豆太郎!」
(知るかー!)
俺が『犬』だからって、吉田と俺。何が違うっていうんだーーーー!!!!
終わり
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