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プロローグ3
すいません!少し遅れちゃいました。
次に目が覚めると、そこは白い天井だった。
やっと死ねたのか、と彼女は思い歓喜した。今まではずっと繰り返していたが、それが終わるのだ。喜んで当然だろう。
だが、冷静になったあとどうしてこんな場所にいるのかと疑問に思った。
真っ白で、何も無い。音も響かないから、密室では無さそうだ。そう彼女が思っていると、何者かが現れた。
「こんにちは。ようこそお越しくださいました。」
彼女は自分も喋ろうと思った。しかし喋れない。
(何がどうなってるの?)
「貴方には今体がなく魂だけの存在です。だから喋れないのです。」
どうやら謎の人物には心を読む能力があるようだ。
彼女は危険だと思い、魔法を発動させようとした。彼女は元は勇者。しかも何度も何度もやり直しているのだから無詠唱は勿論、魂だけでも魔法を発動させることが出来る。
しかし謎の人物は間一髪でそれを避けた。
(この人、一体何者なの?)
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