第14話 縦深同時攻撃
ヒック……今、第10次だったかな……精霊軍がグレートウォールに集結している。
聖地奪還、レコンキスタとは言うが実際は権威回復を狙う教皇猊下の……。
ってのが建前よ。
本当は……出たんだよ。魔大陸に新しい女帝が誕生したんだ。
それもエンプレス・ゴーレム。
ゴーレムの女帝が魔大陸で大暴れしてるって先読みの巫女が告げたのさ。
外縁都市群は数百年ぶりのスタンピードに遭うだろうな。
――エンプレス・ゴーレム?
製品開発には思想や理念がなければならない。
そういったものがない製品は方向性が定まらず、どっちつかずのものになる。
そしてあまりにも中途半端なものは価値が著しく低い。
それは武器や兵器でも同じだ。
だから武器や兵器にも思想や方向性があって初めて開発ができる。
武器や兵器を運用するための戦術思想をドクトリンという。
つまりドクトリンに合わせて兵器は開発される。
工場長達の戦術ドクトリンは徹底的な遠距離からの質量の投射である。
それが自分たちを守ってくれるからだ。
それは石投げから始まり、連弩、ロケット砲、そして火薬兵器群、そのすべてが長距離攻撃にのみ焦点を当てている。
この運用思想から逸脱した武器は急造のパイク兵ぐらいだろう。
「だ~~~~!! あんな動く要塞が来たら、次は本当に防ぎきれないぞ……」
工場長は悩んでいた。
戦いが変わりドクトリンが古くなると著しく劣勢となる。
ドイツ戦車師団に対抗したポーランド騎兵。
圧倒的な火力防御の米軍に突撃をする旧日本軍。
戦間期以降にはそれら古いドクトリンは何ら機能せず、いたずらに兵を失うだけとなった。
――古いドクトリンへの固執は死を招くのである。
工場長達の戦いは長射程の「ホーミングレーザー」と砲撃を耐える「バリヤー」を展開する魔物には効果が薄かった。
それ以外の重装甲と酸を吐く攻撃はある程度予想ができていた――それでも数が多すぎる。
工場長は博打を好ましく思わないタイプだ。
未知の攻撃に対して後手後手に回ってからの一発逆転というのは博打でしかない。
そうなると気化爆弾と坑道作戦は博打の部類になる。
そう何度も通用するとは思えない。
それならば先手を打っての大博打の方がいいとさえ思っている。
「は~~どうしたものか……」
一人悩んでいたところにノックがする。
「工場長様、カルちゃんが偵察から帰ってきましたよ」
そう言ってドアからひょっこりアルタが顔を出す。
「本当か! さっそく報告を聞こう!」
空を浮遊する小型飛行船が工場都市に戻ってきた。
乗組員僅か5名のこの飛行船は軟式飛行船だ。
これは気球を二つ繋げて筒状にした様な物なので積載量はあまりない――そして速度も出せない。
無理をすると船体が柔らかすぎて折れ曲がってしまうからだ。
それでも長距離偵察には使える、と判断した。
「あぁ……地面、よかった……生きてる……」
そう言って縮こまるカル。
アルタが頭を撫でたりして労う。
「お疲れ様。こっちに飲み物を用意した」
「やったぁ!」
それ以外の乗務員には工場長が魔酒をふるまって労った。
「それでどうだった?」と工場長が聞く。
「うん……北に100キロぐらいで湖が終わって、そこから50キロ先に大きな巣があった……」
それはレギオンのコロニー。
いまだ700万体以上存在する魔蟲の都。
「なるほど場所はわかった。何か特徴はあったか?」
「うん、今書くね」
そう言って紙にデッサンをしていく。
それは上空からの詳細な図や予想図など数十点を書き上げた。
地図には小さな小川から森や林の範囲まで細かく書かれている。
またイメージ図というよりは写実的なイラストも描いた。
そのデッサンには巨大なドーム状の巣に列をなして働かく労働レギオン。
巣の周りには10mほどの柱がいくつも建っていて、その近くにはイクラのような輜重レギオンがまるでキノコの様に張り付いている。
そのような光景が10km以上は続いている。
さらに外側には森が広がっているが南部へ続く道には焦げた木がわずかに残っているだけだった。
「あらあら、カルちゃんは絵が上手いのね」
「ふふん……あと大きな巣を中心に赤い大地が続いていた」
「赤い大地――ボーキサイトかな?」
「ううん、違う。あれは植物? とにかくこの石の柱や周囲の森も赤くなってた」
「そうなると苔の可能性が高いな」
どこまでも続く赤い植物。
工場長は直感的にそれが魔物達の食糧なのだろうと感じた。
「あと……あの虫ちゃんは目がとっても悪い――たぶん節穴。だから飛行船にまったく気付いていなかった」
「なるほど、それはいいことを聞けた」
工場長は考える。
今までのドクトリンを踏襲しつつ正当に進化したものを。
手札はまだある。
軽戦車、飛行船、装甲艦、それにいろいろなタイプの武器。
前回は活躍する機会のなかった火薬兵器もある。
「よし、作戦タイムだ――」
そう言って次は戦略会議へとなる。
その会議では砲兵レギオンの無力化、新しい戦術、などが話し合われた。
「――なるほど、内容は分かりましたが、あまりに消極的つまり防衛的な気がします」
「ん? そうかな――いや確かに言われて見るとそうだな」
「それに今までの話ですと私もカルちゃんも戦いに参加させないようにしてますよね」
「あ~まあ二人とも負担をかけたくないからね」
「工場長様、何もせずに悔いを残すより、あなたと一緒にいたいのです。それはダメなのですか?」
「……うんうん。ボクもがんばる!」
そう二人が戦う意思を示す。
工場長は危険な事に二人を巻き込みたくないと思っていた。
しかし二人の意志が固いのなら――。
「わかった。ただし、蛮勇は好みじゃないから安全に一方的に戦うという方針は変わらない」
「はい、わかりました」
それから防衛的消極的な方針を見直して、より積極的で自分たちの強みを活かせる戦い方を検討する。
それは戦略的な戦いから、戦術、そして魔物の種類別の戦法へと議論が移る。
「あの工場長様、硬い虫はどうやって倒すのですか?」
細部の検討に入った段階ででた質問だ。
徹甲弾や大砲の攻撃を弾いた重装レギオンは例え砲兵レギオンを無力化しても脅威である。
アルタはその魔物の対応を聞いたのだ。
「ああ、それなんだが――この前回使わなかった弾頭がある」
そう言って工場長が取り出したのは頭でっかちの特殊な弾頭だ。
「なんですか? その弾は?」
「これはHEAT弾といって重装甲の戦車を倒す武器なんだ」
HEAT弾あるいは成形炸薬弾とは――の前に物理学のある現象を知らないといけない。
1880年代、アメリカの科学者モンローは円錐形のくぼみがある爆薬を鉄板の上で起爆すると穿孔ができる事を発見した。 幾度とない実験の結果、爆発は周囲に拡散する現象なのだが円錐形のくぼみなら爆発エネルギーが中心の一カ所に集中して鉄板を貫通するとわかった――これをモンロー効果という。
時が経ち1910年にドイツ人科学者ノイマンがモンロー効果の実験をするときに円錐形のくぼみに金属板を張り付けると穿孔力が大幅に強くなる現象を発見した――これをノイマン効果という。
これら二つの効果は爆轟による1GPa以上の高圧力によって固体が液体のようにふるまう事によって起きる現象である。
つまり固体が固体のままで液体のようにふるまい発生するメタルジェットが鉄板に穴を空けたのだ。
工場長はこの原理を知っていた。
冶金技術に爆発圧着法という二つの材料を重ねてその上にシート状の爆薬を爆発させる方法がある。
これならば爆圧でメタルジェットが発生して二つの材料が冷間圧着することができる。
こうすることで異種金属を熱することなく接合することができるのだ。
この技術の説明を受けるときにたとえ話として成形炸薬弾などの小話を聞いていた。
「――ということでメタルジェットで穿孔ができるのか、こちらの重量級の虫の死骸で試してみる」
「オーライ! 工場長、虫を持ってきました!」
そう言って試験場の一角に重装レギオンの亡骸を重機で運び込む。
「ひぃ……」
「うわぁ……」
アルタとカルは一歩引いた。
「まあ、虫が苦手なのはわかる。さ、爆薬を取り付けて実験を始めよう」
「了解です」と助手ゴーレムとテキパキと作業をする。
そしてHEAT弾を爆発させた――瞬間に起爆薬の爆圧で銅のライナーが液化してメタルジェットが発生する。
高圧のメタルジェットが8000m/sの高速で吹き付けられて鉱物外骨格に侵徹する。
爆発の煙が晴れる。
様子を見に近づくと外骨格に穴が空いていた。
「よし、成功だ」
「それでは本当に先ほどの作戦を進めるのですね」
「ああ、アルには負担がかかるだろうけど――」
「大丈夫です。任せてください」
「ボクッ! ボクッ! ボクも!!」
「ああ、カルにも頑張ってもらうからな」
「ええ、カルちゃんが一番重要ですからね」
「ふふん……がんばる」
その日のうちに工場都市の全生産力を動員して最後の戦いの準備を始めるのだった。
◆ ◆ ◆
――五日後。
『作戦開始! 全機発進せよ!』
その大号令と共に工場都市から飛行船団が舞い上がる。
量産性を重視した小型飛行船300隻が飛び立った。
目指すは魔蟲の巣、作戦は航空爆撃による敵生産能力の喪失。
『戦術爆撃部隊位置についた。これより爆撃を開始する』
爆撃をするのに小型飛行船は重量制限が厳しく、航空爆撃をするなら大型飛行船でないと不可能である。
しかし全ての生産現場から徴発したインベントリに詰めるだけ爆薬を詰め込むことで本来兵器未満であるはずの飛行船を強力な爆撃艦隊へと変貌させた。
大量の爆薬が雨の様に降り注ぐ。
「ヴォオオォォォォ!!」
最初の爆弾は命中させることに成功したがすぐさま物理障壁をコロニー群一帯に展開して爆撃を防ぐ。
何体かは上空に対して長距離魔法を放つが上空1000mの小さな爆撃船を正確に狙うことができない。
女王は300万もの手勢を失った影響で毎日5万個以上もの卵を産んでいる。
半年もすれば今まで以上の軍勢による総攻撃をする――はずだった。
何時間も続く爆撃。
周囲で働くレギオンも動けなくなる。
空爆によって食糧の供給が止まると卵を産むどころの話ではない。
『全爆弾の投下完了。これより帰投する』
その日の空爆は終わり、爆撃艦隊は都市へと戻っていく。
レギオン達は硝煙の臭いから攻撃の主が誰なのか理解していた。
怒り狂ったレギオン達が行動を起こす。
「グギャァァ!!」
その日のうちに残りの700万による大攻勢がはじまった。
数日後、平原で最後の決戦が始まる。
700万が一塊で動くことはなかった。
数が多い事の不利な点は渋滞を起こすことだ。
小川や丘、岩場などの地形がレギオンの群れに渋滞を作る。
特に重装レギオンや砲兵レギオンは足が遅いのでバラバラになっていく。
『こちら偵察部隊。敵の大群が南下してきた。爆撃を要請する』
『了解、爆撃部隊はすべての敵をなぎ倒せ』
飛行船による高高度からの爆撃攻撃。
銃弾や砲弾の製造にはどうしても時間がかかる。
それに比べて地面にぶつかるとその衝撃で爆発するという単純な通常爆弾ならいくらでも製造が可能だ。
本来ならこれら通常爆弾は金属製の筒を使い爆発の時に金属片を飛ばしてダメージを与えるのが目的だ。
しかし硬い外骨格に守られた魔物に破片によるダメージは期待できない。
そこで生産性のみを追求して紙で包んだダイナマイトのような爆薬を投下していく。
これら爆薬の原料となるアンモニアの製造はここ数日でさらに跳ね上がった。
いままでの10倍の日産1000トンに達する。
それは5日もすれば坑道作戦で消費した爆薬量を生産できるということだ。
無尽蔵ともいえる爆薬の大量投射。
これこそが新ドクトリンの最初の一撃である。
『爆撃開始!』
突出した魔物は爆撃だけで殲滅した。
だが時間が経つとより強力な魔物が追い付いてきた。
『大型を含む敵本隊が来た』
第一波100万が来たのだ。
砲兵レギオンは最初の数発が爆発するとすぐに物理障壁の傘で上部を覆う。
爆撃を始めると砲兵レギオンの動きが止まり、全体の動きも悪くなる。
これは先の戦闘で分かっていることだ。
『これより分離作戦を開始する』
その通信の後に爆撃をする飛行船と、しない飛行船に別れた。
大軍勢の後部8割を爆撃で足止めする。
そうすると最前列の2割が突出して前進を続ける。
『突出した集団に散発爆撃を開始する』
『了解! こちらも援護砲撃を開始する』
この2割に対して散発的な爆撃と砲撃で横一列の足並みを崩す。
これにより爆撃を受けない集団はさらに突出する。
上から見ると波打つような乱れた列になり、やがて小さな群集団と分かれていく。
これは蟻の行列の後方をせき止めても先頭集団が気付かずに前進するのと同じだ。
爆撃に続く爆撃、砲兵レギオンの傘がない集団は爆風だけで数を減らしていく。
上空から戦域を見渡す飛行船から地上へ指令を発する。
『こちら空中指揮官。機甲師団は回り込み攻撃を開始せよ』
『了解』
この突出した集団に対して重武装した機械化部隊が側面へと回り込んで砲撃戦を開始する。
砲兵レギオンは一方向への物理障壁を展開できるが全面には張れない。
それは十分に数がいて初めてできる事だ。
数が揃っていない中、上空からの爆撃を防ぐため側面は無防備になる。
『大砲狙え! 撃てぇ!』
戦車に備え付けた大砲が火を吹く。
衝撃と共に高速で飛ぶ砲弾が青白く輝く尻尾に当たった。
その瞬間――魔力暴発。
砲兵レギオンが火薬に引火すかの如く一撃のもとに爆散する。
『大型を仕留めた!』
『よくやった。あとは砲兵部隊の仕事だ。次の大型を仕留めろ』
『了解』
機動防御に航空支援を積極的に加えた防御戦術を「エアランド・バトル」という。 この戦術ドクトリンは1980年代にアメリカで採用された戦術だ。 その当時、注目を集めた戦争に第四次中東戦争という防衛側が圧倒的に劣勢の戦いがあった。 この戦闘の経過を詳細に分析した結果、現代戦では勢力の優劣、攻防どちら側でも戦場の主導権を握った方が勝つという分析結果が出た。
主導権を握った側が勝つ。 例えば第二次大戦初期に軍事力、生産力そして兵の質で劣っていた枢軸陣営が優勢だったのも戦場の主導権を常に握っていたからだ。
戦場で主導権を握るのは簡単だ。 常に攻め続けて相手を補給させない、相手を移動させない、相手に反撃させない。 そのためには後方深く、大砲の射程範囲外への攻撃が重要となる――つまり空軍が重要になる。
大砲の射程圏外にいる後続集団を合流させないように爆撃で移動の自由を奪い。
長時間爆撃を続けることで反撃する機会を奪う。
孤立した最も弱い集団に戦車軍団を迂回急襲させて撃滅する。
黒煙が戦場全域で何十キロ先まで立ち昇る。
横ではなく縦に深く深く爆発が繰り返される。
縦深同時攻撃と呼ぶべきこのドクトリンは戦場のすべてを爆撃する。
最後に残ったのは重装レギオンという難敵だけとなる。
だが集団の強みが無くなった敵は脅威ですらない。
「HEAT弾! 撃てぇ!」
「グガアアァァ…………」
「まだ動くぞ! 撃てぇ! 撃てぇ!」
HEAT弾を4、5発も当てると内部をメタルジェットで損傷してついに動かなくなった。
その後もゴーレム達は活発に攻撃を続けて、突出した敵を叩き続けた。
この頃になると機関銃による攻撃はほとんど行われず、高火力の大砲と爆撃が主体となっていた。
『こちら歩兵部隊。最後のデカいのを倒した』
『了解。こちら空中指揮官。第二波は殲滅した。だが奥から第三波から第七波まで確認。すべて撃滅せよ。我々が時間を稼ぐのだ』
『了解!』
この戦いに工場長も錬金術師もカルゴーレムもいない。
三人はまったく別の場所にいる。
――工場都市から北へ100km地点。 湖の北端。
爆撃艦隊が見守る中、水面から地上へと走る集団がいた。
「全車両を引き揚げろ!」
そういうのは工場長の声がするゴーレム。
そして――。
「不具合があれば言ってください。すぐに修理します」
錬金術師のゴーレムもいる。
二人はゴーレムの遠隔操作の応用で都市にいながらこの別動隊の直接指揮をとることにしたのだ。
『こちら空中管制カルちゃん。敵はいないよ』
そしてカル率いる近接爆撃機100隻が空を守る。
「引っ張り上げろぉ!」
ゴーレム達が水中を走る車両を続々と陸地に揚げていく。
水陸両用車、水面を浮くことができる車両は水上を、ポンツーン輸送船で運べる車両は荷揚げして、それ以外の戦車は水面下を走行しながら北端へとたどり着いた。
それは吸気シュノーケルと排気マフラーの煙突が突き刺さった戦車たち。
その姿を面白がったゴーレム達が使わないパイクをボディに溶接して威圧的な姿へと魔改造した車両たち。
さらにボディの塗装技術がイマイチなのでサビが浮いてきてレトロな雰囲気を醸し出す戦闘車両。
見ろ、次は燃料供給用のタンクローリーが上陸した。
装甲を溶接して車両の上部には火炎放射器が付いている。
戦闘車両にはスミスガンが取り付けられて豆戦車のようだ。
ゴーレム達も士気が上がるといってトゲパッドやトゲ付きのヘルメットを着用する。
そしてすべての車両が上陸するとタンクデサントしながら全員で叫ぶ。
「ヒャッハーー!!」
まさに世紀末スタイル。
そんなことを考えながら工場長は不調な車両の整備をする。
無理をさせたので故障した車両が多数出ていた。
「残りは直す時間がない。仕方がないが残った車両でこれより作戦を開始する」
エアランド・バトルなどの縦深同時攻撃というドクトリンには敵地奥深くにある補給線の破壊も含まれている。
だからこそ東西冷戦期には両陣営が似たドクトリンのいたちごっことして長距離弾道ミサイルなどの果てしない軍拡競争が続いた――どちらかが破綻するまで。
この魔物に物理攻撃は効果が薄い。
しかし魔物の群れはそのほぼすべてが南へと向かった。
北にはガラ空きの本拠地と居座る女王。
電撃戦の始まりだ。
Q.エアランド・バトルって何?
A.アメリカの一世代ぐらい前のドクトリン。ソ連が崩壊してテロとの戦にシフトしたから最新ではない。
ざっくり概要は本編の説明が近いけど、実際はもっと深みがある。
詳しい内容は「Field Manual(FM)100-5 Operations」という戦教本あるいは「From-Active-Defense-to-AirLand-Battle」という訓練教義コマンドに載っています。(ちなみにネット上にPDF形式で存在します)
まともな現代戦というのは小説に落とし込むのが難しいのであくまで非対称戦の魔物の集団に空爆したらエアランド・バトル・モドキの戦術になったという認識でお願いします。
そして最後は電撃戦……。
次回でやっと戦いは終わりになります。
ずっと戦闘ばかりだと疲れますね。反省。