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族・月と太陽の交差点に潜む秘密  作者: ジャポニカダージリン
第2章
90/117

今でもありありと思い出す、我ながらわけのわからん男を相手にしたぜ。

あれからリカちゃんは刑事事件の証人だとか相手の検察や弁護人の事情聴取だとかで忙しいらしく大変忙しいらしい。全く迷惑なもんだな。

しかし今回セナとの協力でとっ捕まえてやったあの男、どうやらその筋ではかなり有名な男だったらしく、これまで無知な少女を無理やり海外に売り飛ばしたり風俗に落とし込んだりとかなり始末の悪い悪人だったらしいが、そいつが今はなんでか警察でベラベラこれまでの犯行や親元の組織の内部事情までちゃんころしてるらしい。

ま、俺は奴を認める事は出来んが悪事を告白するのは社会的にはプラスだからそこら辺は評価するね、あくまで左脳的に。

そんなこんなであっという間に一月がすぎ、俺は残暑の残るこの9月、休日なのに何もやることなく部屋でダラダラと過ごしてるわけだ。

リカちゃん元気かな?

あれから一度だけリカちゃんとその両親が俺にお礼を言いにきたが、そこは自制心のなさに定評のある俺、それまで泣きながら何度も謝罪を繰り返していた親御さんの前で気が大きくなり、リカちゃんにデレデレの笑みを向けた瞬間親御さんは恐怖にひきつったような表情を浮かべ、早急に菓子折りだけ俺に渡してリカちゃんを連れて帰ってしまった。

うんうん、こんなもんだよね……

それ以来リカちゃんとは連絡もなく、自部屋では彼女の事を虚しく思う日々が続く。

休日なのに何も予定がない俺は部屋の隅でハクリューと話してるセナに話しかける。


「おいセナ、暇だぞ」


「知りませんよ、私に聞かれても」


うん、そんなんだよ、こいつに話しかけてもこんな冷めた返答ばっかなんだよな…

わかっちゃいるが冷めたリアクションにはテンションが下がる。

引くに引けない俺は今度はセナの隣にいるハクリューにも話しかける。


「おい、暇だぞハクリュー」

そう尋ねると、セナとは思考回路が異なるハクリューは、


「うん?暇とはなんの事かな?健太郎がその気になれば今自分自身の為にやれることはいくらでもー」


「あ、もういいわ」

こんな感じでロジハラかましてくるから更に面白くない。

フィギュアがいようとポケモンがいようと暇なものは暇だ。

暇だ暇だ暇だ、独身男の休日は非常に暇だ。スマホをいじってても何も面白くない!


そんな事思いながらも惰性でYouTubeのショート動画をスイフイスワイプしてると、


「そんなに暇なら行きましょうよ!スターバックスに!」


セナがそんな事を言い出した。

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