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族・月と太陽の交差点に潜む秘密  作者: ジャポニカダージリン
第1章
32/117

ゲームセンター事件①

クレーム対応を済ませた健太郎、セナ、ハクリュー、ヤドランの3人は急いで悟空達のいるゲームセンターへ向かう。まだ犯人が現れてない事を願いながら。

時計を見ると14時10分、セナ達の協力もあって達の悪いクレーム対応を早々とすませ、俺たち4人は予定よりも早く悟空さん達のいるゲームセンターに到着する。

「来ましたね」


「ああ、来た。悟空さん達と話したのは昨日の事なのに思えば随分と色々な事があった気がするな」


「はい」


「君程人の精神をかき乱す人間は珍しいからね、そういう意味では人生経験は人の倍あるのかもしれないね」


「やかましい、とにかく窃盗犯がまだ来てないか確認を取るぞ」

そういって俺は悟空さん達のいるクレーンゲーム台に向かうと、よかった、悟空さんもピッコロさんもちゃんといる。また、耳に意識を集中してーー


「きたか。思いの外早い再開だったな」


「はい、という事は……」


「あぁ、でえじょうぶだ、あれからまだあいつは来てねえ」


「安心しました。今日その男は来るんでしょうか?」


「どうだろうな、これまで通りならなら15時頃には姿を表すと思うんだが、警戒してか姿を見せない日もあるんでな」


「そうなんですか……」

今日も明日も男が現れなくて何日も連続で会社を抜け出していたら流石に周りに怪しまれるだろうし……

俺が少し不安に陥っていると、


「来るさ」

悟空さんが確信めいたようにそう言った。


「なんでわかるんですか?」


「オラにもなんでかわかんねえけど、アイツは今日絶対ここに来る。そんな気がするんだ」


「孫がそういうならそうなんだろうな、お前の勘はやたらと当たるからな」

なんか悟空さんそう言うとほんとにそうなる気がしてくる。

俺は来ると決め。男が現れる前にもう一度フロア内の構造を確認しておく事にした。

えーっと、室内の監視カメラは4隅と真ん中に一台、このクレーンゲーム台は入り口から入って左に向かった西側中央に設置してあるから、西側の壁に掛かった2台が監視してる形になるのか。

けどこれだと容疑者の背中側からしか監視できないな。

クレーンゲーム台のバックは白い壁になっていて向こう側からでは中の様子が見えないから俺が監視できるのは台の横側って事になるのかーー

悟空さん達の台の左右には同じ形をした他のクレーンゲームがずらっと並んでいるので俺は、怪しまれないように一台挟んだ左側、なんだかよくわからない親父みたいな顔した猫のぬいぐるみが置いてあるクレーンゲームの前で男を見張る事に決める。

よし、後は……


「ヤドラン、ハクリュー、頼むぞ?」


「やれやれ、さっきの今でこれだからね、君程人形遣いが荒い人もいないだろうさ。僕は悟空さん達の台の下で

件の男の行動を見張ればいいんだね?」


「頼むハクリュー。ヤドランは男が別の台にターゲットを変えた時ようの予備としてカバンに残しておく」


「わかったお」


「だったら私も下から見張りましょうか?」


「いや、セナ、お前もヤドランと残ってくれ。この中で男の顔を知っているのはお前だけだから一緒にいてくれた方が助かる」


「わかりました。あの男の人を見かけたらすぐ報告しますね」


「なんだか緊張するお……」


「ヤドラン、お前でも緊張するんだな、俺もだ」


「あまり硬くなりすぎると犯人に警戒されてしまうよ、そうだね、健太郎、犯人を見張っている間はできたらクレーンゲームをやりながらの方がいいかもしれないね、そうすれば緊張していてもあまり怪しまれないだろうから」


「そうだな、適度にカモフラージュを入れてみる事にするよ」

そうして俺はハクリューをクレーンゲーム台の下に忍ばせ、適当に悟空さん達の台の近くでクレーンゲームするフリしたりして時間を潰していると、

「来たぞ、ヤツだ!!」

ピッコロさんが叫んだ。

ついに来たか、俺はその言葉を聞いて入り口の方へ目をやる。



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