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族・月と太陽の交差点に潜む秘密  作者: ジャポニカダージリン
第2章
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未読無視

未読無視かぁ……これは辛い……

これまで散々女に拒否られてきた俺からすると、このLINEでの未読無視はいわば絶交のサインと捉えて間違いない。

俺の見解では生物学的に力で劣る女性は男から自分の身を守る必要上、LINEなどのコミュニケーションツールでは興味のない異性にそっけない返事や既読無視など距離が出来るような事を簡単に行う傾向がある。

そして中でも最も強い拒絶のサインであるのが未読無視。

これは職場や学校においては仕事や事務的なやり取りの必要最低限の会話はするが、プライベートな面では1ミリたりとも自分に近寄ってくるなという意思表示であったりする。

男が、あれ?あの子こら返事こないな?っと思った時には既にブロックや非表示にされている事なんて事も普通にありえたりする。

それほど女は簡単に男を切る生き物なのである。

しかし……

まさかリカちゃんがこれをするなんて……

信じていた相手に拒絶されたという現実に直面し俺の中に絶望的な気持ちが生まれ、それと同時に沸々と怒りの感情が沸き起こってくる。

ありえねえだろ、俺なんかしたか?

いや、何か気に触る事があったとしても普通知り合いに未読無視とか行うか?

これまで天使と思っていた自分の中のリカちゃんが一気にそこいらの自己中な馬鹿女と変わらなく思えてくる。

せっかく身体張って助けてやったのに結局これかよ、だから女は信じられねぇよな……

いや待てよ、昨日突然リカちゃんからの返信が来なくなった……つまり、あの後リカちゃんに何か変化が起きたんじゃないか……?俺に興味をなくす何かが。

もしかして昨日の晩タルトって奴と……っ!?


「健太郎さん?」


ベットの上で悶々と怒りに耽っていた所、ふとセナが話しかけてきた。


「なんだ?」


「どこか遊びに行きません?」


「どこかって何処にだよ?」


「それはさぁ……」

なんだセナのやつ、何も考えずに話しかけてきたのか。

ケッ、気安く話しかけるんじゃねえよ。

そういやこいつも女だったな。ムカつくぜ。

リカちゃんに対する怒りを抱えながら俺はセナからプイッと首をそっぽに向け、再びスマホに目を向けるが、ふと考え直す。

いや待てよ……確かにこのまま部屋にいてもしんどいだけだし、今はとにかくリカちゃんの存在を頭の中から消してしまいたい。

ならセナの提案にのって気晴らしに出かけた方がいいな。

再び顔をセナがいたところに戻すとセナはまだ俺の事をじっと見ていた。まだそこにいたのね、


「よし、じゃあどこか遊びに行くか、腹も減ったし!」


「はい!行き先なんて後で考えればいいですよね!」


「だな、とりあえず飯だ!何か食いに行くぞ!」


「はい!」


そうして俺達は支度を整えたあと家を後にした。


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