8話
すぐに、麗子さんに報告をする。
意外にもあっさりOKだった。
あまり心配はされてないのか?
もう少し寂しがってくれても良いのに。
まるでデレデレの恋人にいきなり突き放されたような感覚だ。恋人ができた事はないが。
「それでは私も準備がありますので、何かありましたら連絡下さい。」
麗子さんから新しいスマホを渡された。
「必要な物がありましたらアプリで注文下さい。それでは後程。」
そう言って麗子さんは行ってしまった。
スマホを操作し、アプリを見つけた。
「オンラインショップAmazoness。」
なかなかのパワーワードだな。
男性専用のネットショップで注文から数分、遅くとも数時間で精鋭達が配達してくれるらしい。ちょっと気になるので、あとで必要な物があれば利用してみるか。
家の中に戻り秋代さんに報告した。
部屋の2階に上がり、自室へと案内された。
何も物の置いてない空っぽの部屋だ。
「秋代さん、好きに家具とか入れていい?」
「全然好きに使って。本当に春斗さんが来てくれるなんて夢にも思ってなかったから、家具まで準備できてなかったの。ごめんなさいね。」
そりゃそうだよな、それに今日から住みますって俺も中々非常識な奴だ。まぁ、この世界の常識すらあまり分かってないから気にしない事にする。
「気にしないでいいよ、男性保護警察の人からもネットでいるものは買うように言われてるし。」
早速 Amazonessを使ってみるか。
お金の方は問題ない。
施設にいる間に江戸さんに手続きをしてもらい、クレジットカードをゲットしている。住所不定の未成年でも男性と言うだけで、国や企業も最短で処理をしてくれるようだ。
アプリを開きポチポチと家具を購入していく、届け先になる、ここの住所を秋代さんに聞き購入完了である。
本当に早く届くのか気になり現在の時間を確認する。『14:20』とスマホに映し出されていた。
家具が来るまで秋代さんと小夏と雑談でもしようかと思い、リビングに下る。
椅子に座ると秋代さんがお茶を出してくれた。
さぁ、飲むぞっとコップに手をかけると。
ーピーンポーンー
チャイムがなった。
まさかと思い玄関に急ぐ!
そこにはアマゾネス達が立っていた。
作業着の上着を腰に巻きタンクトップ姿の女性が家具を抱えている。早い。早すぎる。
「ちょっと待ってください!」
俺はスマホで時間を確認する『14:28』これはちょっと怖いぞ。戦闘機で搬送しているのかと思ってしまう。
「 Amazonessでのご注文有り難き幸せ。我々が部屋に設置いたしましょうか。」
「お、お願いします。」
その後、5分足らずで設置が完了した。
設置の時に、部屋の中の匂いを何度も嗅いでいたのを俺は見逃していなかったぞ。残念だがこの部屋は未使用だ。
アマゾネスたちは腹筋バキバキ系だけど全体的に美人なので、なかなかアリだなっと思ってしまった。
「おっぱいって硬いのかな?」
「「「!?」」」
やべぇ、声に出ていた。
皆さん、すごい目がこわいです。
「宜しければ、触ってみますか?」
「班長ズルいですよ!」
「そうだ!そうだ!この変態!」
なにか言い合っているがこれはチャンス!合意を得た俺は強い!何だってできるぜ!
「では、触らせていただきます。」
「えっと……」
くそっ!腕が動かん!これが童貞の呪いか!
童貞に女の胸を自ら揉むのはハードルが高い。
「はぁう」
すまない。今の声は俺だ。
ビックリして出てしまった。
アマゾネス班長が俺の両手を自分の胸に持っていってくれたのだ。そして揉んだ。
結論から言おう。
普通のおっぱいの硬さを僕はまだ知らない。