7話
麗子さんをスルーして家にお邪魔させてもらう。
やっぱり、実際に住むんだったら落ち着きのある広すぎない家が良いと思ってたけど、家の外観を見るかぎり、結構大きい気がする。2階建てで小さいけど庭もある。
でも、充分俺の希望を満たしている。
中に入りリビングへと案内され椅子に座る。
「娘を呼んできますね。」
そう言ってリビングを出ていった。
写真で見た通り美人だ。
美魔女って感じでエロい!
それに、でかい!とにかく、でかい!
正直言おう、この家で決定している!
たとえ、娘が問題児だろうが借金があろうが、おっぱいの前では無力である。
ードタドタドタドター
物凄い足音がする。
「うぉー!男だー!すげーイケメン!」
そこに現れたのはスポーツをしているのか日に焼けた褐色の肌に、短髪が似合う綺麗な顔をしている写真で見た通り、ボーイッシュな女の子だ。
「あたし、小夏よろしくー!」
「春斗です。よろしくお願いします。」
「よっしゃー!男から人生で初めて返事が返ってきた、って痛っ!」
母親に頭を叩かれている。
「男性の事を男って言わないの!もう、すいません。春斗さん、娘の小夏が騒がしくて。」
母親の名前は確か秋代さんだったかな、申し訳なさそうに謝ってくる。
「いえいえ、家族になるので大丈夫ですよ。」
俺は笑顔でサラっと答えた。
「ってことは……」
小夏がこっちを見てくる。
秋代さんは口に両手を当てて驚いてる。
「一目見たときから決めてました。」
「おっぱいを」は流石に言わない。
童貞でも常識は持っている。
「うおぉー、宴だー!!」
小夏が海賊のような喜び方をしている。はしゃいでいる姿も可愛い。17歳だったはずだけど、全然お姉ちゃんって感じはしない。
「小夏さん、妹さんはどうしたんですか?」
姿の見えない妹が気になったので聞いてみた。
「こ、小夏でいいよ、敬語もいらないし。か、母さん?真冬は?」
小夏は顔を赤くし恥ずかしがりながら、秋代さんに話を振った。
「恥ずかしがって部屋から出てこないの。だから、真冬との挨拶は頃合いを見てかな?あと、春斗さん私にも敬語は要らないわよ。か、家族なんだから。」
やべぇ、ママンかわええ。
家族ってモジモジしながら言ってる。
もう、今日から住む!決めた!
「今日から一緒に住んでも良いかな?」
「うおぉー!宴だー!!」
なんだか楽しくなりそうだ!