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9話

人生初の乳揉みを体験した俺にアマゾネスの班長から感想を求められた。


「よきでした。」


短いが凝縮した言葉を送った。

嬉しかったのか見た目に似合わずモジモジと乙女のようになっていた。


「仕事柄、男性に会う機会は多いですが胸を触られたのは初めてで、なんだか身体が熱くなりました。」


「あんたが触らせたんだろ!」

「そうだ!そうだ!この変態!」



また、アマゾネスたちがワチャワチャと言い合っている。


「私たちにも触られる権利がある!」

「そうだ!そうだ!この変態!」



これは、二人のおっぱいを揉ませてもらい、この場を納めるしかないですな。ぐへへ。


などと、ゲスな考えをしていると部屋の外から視線を感じ、振り返ると色白の可愛らしい女の子が俺を見つめていた。


目が合うと凄い勢いでいなくなってしまった。



きっと、真冬ちゃんだ。

めちゃくちゃ気まずいんだが。

エッチなビデオみている所を家族に見られてドアをそっと閉じられるみたいな。


そんな、感想はどうでもいい!

今日から妹になる美少女に最悪な印象を与えてしまったのではないのか。


まだ、希望はある。

おっぱいを揉んでいる所を見られていなければ問題ないハズだ。



強制的に賢者タイムに突入した俺はアマゾネスたちに「また、今度お願いします。」と伝え帰って貰った。



何だかんだで夜になり、秋代さんと小夏と食事を済ませ、一番風呂を頂いた。



「はぁ~」


湯船につかりながら溜め息が出る。

やっぱり食事の時間も真冬ちゃんは部屋から出てこなかった。



俺は風呂から上がり、リビングにいる小夏に声をかける。


「小夏、お風呂空いたからどうぞ。」



「わかった……ってええぇぇ!!!」



小夏がいきなりテンパり始めた。



「春斗くん、服着るの忘れてる!」



俺は上半身は裸でタオルを首からかけて、下はズボンもちゃんと着てる。

この格好は前世の女性のおっぱいタオルみたいな感じなのかもしれないな。


「わ、忘れてた。」


俺は洗面所に戻り服を着た。


リビングに戻ると小夏が顔を真っ赤にして、ティッシュを鼻にあてていた。


「あたし、お風呂行ってくる!」


小夏は逃げるようにお風呂場に行ってしまった。


まぁ、次からは気を付けよう。

それに今日は色々あって疲れたから寝よう。



自室に戻り、布団に入り俺はすぐに睡魔に襲われ眠りについた。





「……お……ちゃ…ん」



ん?なんだ?



「おにい……ちゃん」



ん?誰の声だ?



「おにいちゃん」



重たい瞼を開けると、月明かりに照らされた美少女が枕元にいた。



「真冬ちゃん?」






「おにいちゃんはおっぱいが好きなの?」







俺は一瞬で目が覚めた。

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