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説明(上)
幸太と優也は5畳ぐらいある部屋に連れて行かれた。部屋には机と椅子そして大量のファイルとそれをしまうための透明ケースがあった。
二人が少し戸惑っていると斎藤が「どうぞおかけください。」二人はおそるおそる椅子に座った。斎藤が続けた「こちらの紙に登録手続きがございますのでこちらに記入してください。個人情報などはこちらの透明ケースの中で管理いたします。」紙には名前、生年月日、いつから知っていた、誰に聞いたなどとても簡単なものだった。二人は書き終えた紙を斎藤に渡した。
斎藤が笑顔でいった「ありがとうございます。ではこちらの設備になどについてお話しいたします。その前にですがこれからお話しいたしますことは他言でお願いします。」二人は小さくうなずいた。斎藤が言った「ありがとうございます。ではお話しいたします…」。