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Excise

Cancerの続きみたいなもの


うん…?

ああ。先に言った通り、生体移植の技術が完成されたこともあって、外科的な障害は100年も前には完治可能になっている。まあ、金と時間と物資や技術揃っていれば、外科的治療でどうにかなるものは解決するということだね。

うん、足らない場合は仕方ないよね。医療も慈善事業では回らない…とはいえ、下位互換の技術で比較的安価に、健常者とそう変わらないレベルまで動けるよう治療している団体はいるらしいね。まあ、最高レベルの医療でなくとも事の足りる場合もある。

生体移植の完成には、免疫系の問題…つまり、移植後の臓器やなんかが異物と看做され機能不全を起こす、拒絶反応の問題を解決できる方法が確立されたことも大きくてね。クローン技術の発達によって、自家移植に等しい精度の同系移植が可能になったということも大きいんだけど、免疫抑制剤の確信もかなり関係してるんだよね。自己免疫疾患の根本治療に関する副産物で、選択的に働く免疫抑制剤が実用化されたんだ。一度移植を受けると免疫系の問題は一生ものになるんだけどね。まあ、毎食後に幾らか薬を飲むだけで済むようになったのは大した進歩なんじゃないかな。

それから、機械義肢や人工臓器っていう選択肢もできたね。どちらが優れているかと言われると、まあ一長一短になるんだけど。どちらにしても、定期的なメンテナンスは必要になるからね。ファッション性で選ぶ人もいるそうだから、好みの問題でもあるんじゃないかな?

ただ…これはまあ、フィクションとかで度々出てくるモチーフではあったんだけど、義肢の中に武器の類を組みこむ…所謂仕込み義肢の問題があってね。大体の国で違法になるんだけど、まあ、そういう物騒なオモチャを欲しがる奴は一定数いるらしいんだよね。態々自分で腕ぶった切った奴もいるらしいって噂で…事実なら相当クレイジーだよね。

生体移植の方もそういうクレイジーな話題がないわけじゃない。…まあ、人体改造ってやつだね。一応、美容整形手術とかの延長線上にあるのかな、って気はするけど。

とはいえ、流石に本物の人間以外の生物の生体部品を移植するというのは免疫系以外にも不具合が出る可能性が高いとかで…まあ、クローニングした細胞の遺伝子を弄って異形化させたものを移植してどうのこうの、って話だったかな。

でも、例えば三本目四本目の腕を移植して取りつけても神経系とかの問題で飾りにしかならないらしいけどね。やっぱり、違法というか…医療行為とは認められないから、色々難しいんだけどね。

そうだね…まあ、神経系の不具合に関する研究は確か、機械義肢の分野で解決策が実用化されたんだったかな。所謂電気義肢、だったかな?末端まで届かなくとも脳から電気信号自体は出ていることを活用して、ってやつ。本来存在しない部位を動かせるようにする研究というのも一応あったらしいんだけどね?確か、生来の欠損がある人たち向けの技術だったかな。シミュレーターを使って脳に誤認させて訓練を続けることでどうのこうの、って。汎用化するには繊細な技術過ぎて、実用に至らなかったらしいんだよね。まあ、規格化のされない、個人用特注(オートクチュール)デザインとしてのソフト化方式は確立されてるそうだけどね。まあ職人芸ってやつだね。

機械義肢から発展した脳以外の殆どのパーツを機械と置き換えた…所謂、サイボーグってやつ。一応実用化はされてるそうだけど、いっそ笑えるくらいの高級技術でね。まあ…一体あたり惑星間大型連絡船一隻くらいで済めば安い方、って聞いたかな。それよりは、本体をスパコンとコールドスリープの合いの子みたいな生命維持装置に繋いで無線でロボットを操作する方がコストが安く済むそうだよ。

いやあ、憧れちゃうよね。優秀な脳の持ち主なら何十体と並行作業させられるそうだよ。

ロボットの仕様でかかる費用はピンキリになるそうだけど…確か、平均して戦闘機二、三機分って聞いたかな。

どっちにしても、そこまでする?って技術には変わりないんだけどね。



実の所医学知識が書いている人に然程ない 

*この話はフィクションです っていうかSF?

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