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なんとなく書きたくなったので書いてみたのですが…私はこの世界の事は全く知りません。なので、おかしくね?と思われたりしてもスルーしてやってください。
そこは雰囲気で!えぇ、雰囲気で!
皆様の想像力でカバーしてやってください!←最低発言。
初っ端から暗めのお話になりますので、気をつけてくださいね!
私が産まれたのは、遊郭の一角。
母は、遊郭の中で一番有名な花魁だった。
好いた相手は、軍人だった為────結婚なんて出来もしないし、身請けすらして貰えなかった。
結局はただの遊び。
だから母は私を産んだ後も花魁を続けていたけれど、昨年身体を壊して亡くなった。
その為に私を育ててくれる人は居なくなり、私は女将に色ごとの基礎を叩き込まれて、身体を売ることとなった。
私は産まれたくて産まれた訳じゃない。
それなのにどうして身体を売ることになるのか………
嫌だと逃げた所で折檻されるのは、他の姐さん達の姿で解ってる。
────こんなところで死にたくはない。
母のように男など好きになるものか───。
────どんなに嫌でも、諦めるしかない。
そう思って全てを諦めていた私は今日────水揚げされることになった。
13歳の誕生日だから。
いつになく、綺麗に着飾られる身に、心はどんどん塞ぎ込んでいく。
けれども────女将も、お客も気にはしない。
女将はお金が入るから。
お客は、未通女の女を抱けば、通って来る他の男達の尊敬や憧れを受けるから。
一目置かれることに、このお客の心は満たされるのだろう。
だが──────私は知っている。
この男が父親だという事を──────。
だからこそ────私は暴れまくった挙句────髪に付けられた簪で男の首を突いた。
血の海に倒れる男を見下ろして────、私は静かに自分の首に簪を当てた。