お礼1
再び目を覚ましたおれ
横には、エミリオといった大きな男性が眠っている。
「一宿の恩に朝食でも作ってやろう」
そう決めたおれは、 フヨフヨと昨日と同じように体を浮かせて移動した。
移動した場所は、台所だ。
ここで問題が一つ。
「冷蔵庫はどこだ!」
食器はあるけど、食品がない。
ミルクらしきものはかろうじてあった。
「うーむ」
おれが唸り声をあげていると、開いている窓から鳥の鳴き声が聞こえた。
外にでるとそこには鳥の巣があった。
ちょうど親鳥がでかけたところ・・・卵があった。
「小さな命よ とりあえず、すまん」
おれは鳥の巣から二つほど卵を失敬した。
木の下に目を向けると都合よく前に友達の畑でとれた山菜が見えた。
異世界のものだから、もしかしたら違うかもしれない。
パリッパリッとかじると食感と味は同じ。
もし、遅効性の毒草だったらごめんなさい。
とりあえず、採用することにした。
周りの木をみるとトマトの様な果実もレモンもどきもあるようだ。
「ちょっとだけ」
一口かじる
「うん レモンだ。・・・たぶん」
味はまごうことなきレモンだし
ミルクと卵とたぶんトマトとレモンとおそらく山菜。
食材はそろった。
皿と皿と一緒に入っていたナベとフライパンとボール。ボールは時々使っている様だ。
「きれいだよな?」
ナベとフライパンは心配だったから洗った。
「蛇口の栓 かてぇ」
手が少し赤くなってしまった。
あとは、たぶんキレイであろう布
「では 気をとりなして・・・・調理開始だ!」
がんばれ!おれ




