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腐敗の森
目の前が真っ白になって、目が覚めたら俺はなんだかフカフカとしたところに寝かされていた。
「ここはどこだ」
プーンと何がにおう
「うっ」
とても覚えがある匂いだ。汗臭い。生乾きの匂い。
巨大な布がつるされている。
あれは、なんだ。
よくよく周りを見渡せばゴミだらけだ。
しかも、家具の一つ 一つがでかい。
「小人の世界じゃないことは確かだ」
もしかして、夢かも?
そう思ってつねってみたが普通に痛い。
「目をさましたのか」
大きな声がした。
俺はおそるおそる 上を見上げるとそこにいたのは
巨人だった。
しかも、結構体格もいい。
「君は人間か?」
巨人はいった。 野球チームじゃないよ?
「人間にきまってるじゃないか」
「そうか?とんでもなく小さいぞ」
ガーン
「ここはどこだ」
「俺の家だ 君は雨の中たおれていたんだぞ」
「雨の中?」
クンクンと鼻をならすとたしかになんか泥臭い。
「初めは人形だと思ったんだけど 生きてるみたいだから連れてきた」
「そうですか」
「君は何処から来たんだ 森か それとも海からか?」
「日本からです」
「日本?なんだ?それは?」
目の前の巨人は日本を知らない。
ああ やっぱり ここは
"異世界”




