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17:夕暮れの別れ

 セダの街の外壁が大分近くなり、けれどまだ日はさほど傾いていない時刻。


 私とヤライ君は相変わらずパーティは組んでいなかったが、お互いに多少の分担や譲り合いをしながら街道沿いの敵を倒しつつ雑談に興じていた。

 街に入る前にもう少し経験値や金を稼ぐという事で、お互いの目的が一致したのだ。

 ヤライ君にとってはこの近辺の敵は経験値的には興味は薄いのだが、それでもドロップ品は出てくるので否やはないらしい。

 

 歩きながらヤライ君から、彼は最近中級職の暗器使いに転職したばかりなのだという話や、そのスキルについてなどを簡単に聞かせてもらう。

 私にとってはミスト以外の他のプレイヤーとゆっくりと色々話をしたのは初めてだったので、どんな話も興味深い。

 

「ほう、沢山武器を装備していても、外に見せるものを選べるとは、面白い」

「そうなんです。服の袖が広がってたりしてなくても、色々隠せるんですよ。でも俺は今のとこPvPとかには興味ないから、隠したからどうだって言われたらそれまでなんですが……」

 物語などに出てくる暗器使いは様々な武器をゆったりした服の内に隠していることが多いが、ヤライ君は体にぴったりとした革のジャケットを身につけている。

 投げたナイフなど、どこに隠しているのかと思ったが、どうやら暗器使いはそれらをシステム的に他者の目に見えなくすることができるらしい。

 装備武器欄から可視と不可視を決めることが出来るらしく、本当は腰につけたベルトにナイフが並んでいたりとか、色々とあるのだとヤライ君は教えてくれた。

 なかなかに忍者っぽいと褒めると彼は嬉しそうに笑顔を見せた。

 

 

「へぇ、クエストでサラムまで行くんですか」

「うむ。馬車を使えば何とかなるだろうと思ってのう」

 これからの予定を彼に聞かれ、そう答えるとヤライ君は少し眉を寄せ考え込んだ。

「うーん、今の時期だと、サラムへ行く他のプレイヤーが丁度良く見つかるかどうかちょっと微妙かもしれませんよ」

「どういうことかの?」

「この前、フォナンまで踏破されたでしょう? フォナンは大きな闘技場がある街で、武術系の修練所の大きいのがあるんです。新しいスキルとか武器防具とかも結構あって、今かなりの人があそこへ行ってるんですよね。

 闘技場ではPvPが出来るからそっちも人気だとか。だから、そのせいでサラムの方は今閑散としてるらしいです。セダはオークションハウスとか、露天広場があるから結構賑わってるんですが……」

 

 それは困った話だ。

 定期馬車というのは、徒歩よりも大分早い速度で走るのでモンスターに捕捉されることはそう多くない。

 しかしたまに街道の上にモンスターが乗っていたり、飛行タイプのモンスターや足の速いモンスターに追われたりという事はあるのだ。

 御者はNPCなので融通が利かず、街道を逸れて迂回したりしようとはしないし、モンスターに遭遇するとそれがいなくなるまで馬車の中に引っ込んでしまう。

 馬車は壊される事はないし中は基本的に安全圏なのだが、そこに引っ込んでいるだけでは次の街にいつになったら着けるのかわかったものではない。モンスター達は一度獲物を捕捉すると、滅多な事では離れてくれないのだ。

 

 乗っている客の人数でそのエンカウントは変わるという話もあり、少人数ならよほど運が悪くない限り襲われないらしいが、百パーセントないとは言い切れないだろう。

 一人で乗っていてものすごく運悪く襲われたなら、当然一人で倒さなければならない。となると、私のような低レベルプレイヤーは大変だ。

 だから、普通は馬車乗り場で乗り合いを呼びかけたり、掲示板で募集して時間を合わせたり、友人と一緒に数人で移動したりする。


 私もそれらに便乗しようと思っていたのだが、移動人数が少ないとなると少し厄介だ。

 でも魔道士だから、中から時々顔を出してちまちま狙い打てば何とかなるかな? それにどのみち、いかねばならないのだし。

 

「ふむ……だがまぁ、どうせいつか行くのだから、いつ行っても変わらんよ」

「やっぱり行くんですか?」

「うむ。同じ方面に向かう人が減ったと言っても皆無ではなかろうし、多少危険でも、それもまた経験だろうしの。数日はセダで準備をする予定ではおるがの」

 セダではとりあえず少し買い物をして、モンスターの予習して、生産に関する本も探してみたい。

 私が色々と街についてからのことに想いを馳せていると、ヤライ君が心配そうな顔を向けてきた。


「あの……ウォレスさん、良かったら、フレンド登録してくれませんか? そしたら何かあったら呼んでもらえれば、俺手伝いますし、助けに行きますから!」

「え、いや、フレンド登録は嬉しいが、そこまでしてもらう訳には……」

「だめですよ! もうレベル10を超えたじゃないですか、デスペナが発生するんですよ!? 結構痛いし……俺、おじいちゃんっ子だったんで心配なんです!」

 

 うん……まぁ、私もおじいちゃんっ子だったので奇遇と言えば奇遇だ。

 だが、彼の中で私がどういう存在になりつつあるのかが激しく気になる。ていうか、見た目は青年なのにこんなに素直な彼の中の人は一体幾つなんだろう。

 もう少し仲良くなったら聞いてみたいと思いながら、私は少し考え、まぁいいかと結論を出した。

 短い間に触れた彼の人となりに不安は覚えなかったし、むしろ楽しかった。同じように心に理想を抱く者として、仲良くやっていけそうな気もする。いざという時彼に助けを求めるかどうかは別として、彼はきっと言った通り駆けつけてくれる人間だろう。

 結局私からフレンド申請を彼に送ると、彼は嬉しそうにそれに許可を出してくれた。

 

「ありがとうございます! すごい嬉しいです!」

「よろしくのう。だが、無理して助けに来ることはないからの? 痛い目を見て、悔しさをバネにそれを打開するべくまた頑張るのも、ゲームの醍醐味じゃろ? わしからそれを奪わんでくれ」

 笑いながらそういうと、ヤライ君は大きく目を見開いた。

「そっか、そういう考え方もあるんですね……」

「まぁ、人それぞれだからの。こういうのもたまにはいるということじゃな」

 

 デスペナはレベル9までは特に設定されていないが、10を超えると色々と出てくる。例えばその日ログインしてから稼いだ経験値が失われたり、ゲーム内の時間で四時間ほどの間、ステータスがかなりマイナスされて弱体化する。

 後は、装備品の耐久によってはそれらが壊れてしまったりと言うこともある。更に運が悪ければその日拾ったアイテムのうちのどれかをランダムで失くしたりという事もあるらしい。経験値が消えて、その上使った薬なんかは戻ってこないのだから、懐にも痛い。

 普通に考えると結構辛い事だろう。もっとも、MMOをやりなれたミツに言わせると、失う経験値はあくまでその日の分だけで、前日までさかのぼってレベルが下がったりする訳でもないし、失うアイテムもその日拾った物だけなのだから優しい方らしいが。

 でもまぁ、何にせよそのくらい緊張感があると、逆にやりがいがあるというものだ。

 私としては、何度死んでもまたやり直せると言うのはゲームならではの良さだと思っているので、その辺には特に文句はないのだ。

 

「あと、わしは見かけはこんなだが、中身は別にジジイと言うわけではないんだが……」

 私がそう言うと彼は笑って首を横に振った。

「そんなの解ってます。ウォレスさんすごいしっかりしてそうだし、プレイヤースキルも高そうだって事も。けど、ウォレスさんが老魔道士のロールプレイだっていうなら、俺がご老人を大切にする若者のロールプレイをしたっていいじゃないですか。俺、忍者も好きだけど、渋い老魔法使いも好きなんです」

 私は彼の言葉に思わずぶはっと噴出し、くすくすと笑ってしまった。

 彼も釣られて同じようにしばし笑いあう。

「なら、何かあったらお願いするよ。よろしくの」

「こちらこそ!」

 どちらからともなく手を差し出し、私達は握手を交わした。

 こういう交流がMMOの良さなのだと思い出させてもらったような気がして何だかとても胸が暖かかった。

 

 



 カーン、カーン、と高い音が街から流れてくる。

 顔を上げると太陽はさっきよりもまた少し傾いていた。

「夕暮れが近い事を知らせる鐘です。行きましょうか」

「うむ、そうじゃな」

 ここから街はもうすぐ近い。

 見回すと周囲の草原や林の中から、やはり狩りをしていたらしいプレイヤーがちらほらと出てきて同じように街に向かう。

 それを見ながら私達も歩き出した。

 

 不意に、ポーンと言う音と共に私のウィンドウが開いた。

 書かれている文字を見れば、チャットの呼び出しがきたという連絡だった。送信者を見ればミストの名前だ。というか、それ以外の人間がこのタイミングでチャットを申請してくるはずもないが。

「すまんが、チャットが入ったようじゃ」

「あ、どうぞどうぞ」

 ヤライ君に一言断ってからチャットモードに切り替える。

 これで彼からは私が歩きながら口パクをしているように見えるはずだ。

 

『ナミ?』

 チャットモードにした途端、耳に飛び込んだのはミストの声だった。

『ウォレスだって』

『あ、悪ぃ。あのさ、今どこ? フレンドリスト見たらセダ地方にいるってなってたけど』

『これからセダの街に入るところじゃよ。もう十分くらいかの』

 近づく街を見ながらそう答えた。

 ここから見てもセダの街は随分と大きな街で、何となく距離感が狂いそうだが恐らくそんなところだろう。

 

『チャットまでジジイ語じゃなくても……いや、まぁそれはいいけど……。

 あのさ、由里がお前に会いたい会わせろってうるさいんだよ。お前、この土日にセダまで移動するって金曜に言ってただろ? それ言ったら、由里も今セダにいるからフレンド登録だけでもしてくれって。ダメかな?』

『ふむ、まぁ構わんよ。別に急ぎの用事もないしの』

 どのみち今日はセダに着いた後は街を見回ったり情報収集をする予定で、特にこれといった予定は決めてない。

 待ち合わせをしてフレンド登録をするくらい全く問題はなかった。

 由里がどんなプレイヤーなのかもちょっと気になるし。

 

『良かった、もうせっつかれて大変だよ。んじゃ、この後どっかで待ち合わせでいい?』

『うむ。街に着いたら連絡しようか?』

『や、いいよ。もう三十分もしたら日没の鐘が鳴るから、それを合図にしようぜ。鐘が鳴ったら東門の近くの、「大釜亭」に行くってことでどうかな』

『大釜亭じゃな』

『うん、東門から少し行ったところの道の右側にある宿屋兼食堂で、すぐわかると思う。釜のマークが描かれた看板が目印だから』

 話が決まり、じゃあまた後で、と言って通話を切る。

 横を見ると、私がチャットしている間にヤライもまたメールか何か見ていたようだった。

 待ち合わせとなると、街に着いたら彼とは一旦お別れしなくてはならないだろう。

 食事にでも誘おうと思っていたのだが、また今度になりそうだ。

 

「お誘いですか?」

「うむ、まぁそんなもんじゃな。ヤライ君を食事にでも誘おうかと思っていたのだが、残念じゃよ」

「今度是非お願いします。俺も今友達に呼ばれましたよ……間抜け振りを笑ってやるから顔出せって」

 それは災難な。といいつつも、何となく彼の友人の気持ちもわかるような気がした。ヤライ君は多分、仲良くなったら何となく弄りたくなるキャラだろう気がする。

「それはご愁傷様というか……まぁ、頑張ってな」

「うう……ありがとうございます」

 



 嘆く彼を宥めながら、私達はやがて街の東門に辿り着いた。

 大きな街を眺めていると、セダの街を囲むレンガの外壁は真っ直ぐではなくあちこちが不自然にでこぼこしている上、高さもまちまちであまり高くないことに気付く。

 不思議に思って見上げていると、ヤライ君がその視線に気付き答えをくれた。

 

「ああ、これ変ですよね。なんか、セダって商業都市で、港を基点にして周囲にどんどん広がってるっていう設定らしいんですよ。

 商売したい人が集まって無秩序に広げた結果、モンスター避けの外壁も、何度も作り直したり継ぎ足したりして、こうなっちゃったっていう話です」

「なるほど。なかなか凝った設定じゃのう」

「本当ですね。中もかなり迷路みたいになってるんで、入ったらすぐ地図を買った方がいいと思いますよ」

 門のすぐ傍に地図屋があるからと教えてもらいながら、私達は並んで門をくぐった。

 街に入ってまず驚かされたのは、セダの街の賑わいだった。

 人の多さがファトスとは桁違いだ。

 

「すごいな」

「俺も最初来た時はびっくりしました」

 門に繋がる通りは広いはずなのだが、その広い通りが狭く感じられるほど多くの人が行きかっている。

 夕暮れという時間帯のせいもあるのだろうが、私を驚かすには十分の賑やかさだった。

「露天広場とかオークションハウスの辺りはもっと賑やかですよ」

「こりゃ迷子になりそうじゃな」

 

 街に戻ってくる人が次々とくぐる門の前でいつまでも止まっているわけにも行かず、私達はひとまず傍にあった地図屋の前まで歩いた。

 途中、すれ違うプレイヤー達から訝しげな視線を向けられた気がするが気にしない。人が多い分視線が露骨だったようだが、気にしたら負けだ。

 とりあえず、この辺で彼に挨拶を、と思って口を開きかけた時、近くで聞こえた高い声が私の言葉を遮った。

 

「あー、ライたんいた! おっそいよー!」

「げっ、スピッツさん、もう来てたんですか!?」

 ヤライ君が慌てて振り向いたので、私も釣られてそちらを見る。

 そこには、はっきりとした顔立ちの可愛らしい少女が一人、頬をぷくりと膨らませて立っていた。小学生か中学生かで迷う感じの見掛けだが、背丈的に多分中学生くらいだろう。

 金色の髪をサイドで二つに分けて下のほうで結んだ髪型も、その上に被った上部に二つのとんがりのある白い帽子もとても良く似合っている。

 髪よりも少し濃い金茶色の大きな目はいたずらっぽく煌き、品良く整った顔には頬を膨らませつつも愛らしさがある。

 だがそんな美少女が淡いピンクのパフスリーブのワンピースの上に部分鎧を着けている姿は何となくシュールだった。


 私はその少女の顔を何となくどこかで見たことがあるような気がして首を傾げた。だがその淡い既視感も、ぷりぷりと怒る少女の姿を見ていると捕まえ損ねて消えてしまう。

 今のところ私の知り合いにはこんなテンションの高そうな女の子はいないし、どこかですれ違った事でもあるのかもしれない。

 そんな事を考えている間に少女は自分より遥かに背の高い青年に詰め寄って文句を言っていた。


「もうっ、待ちくたびれてそこの屋台のジュースを全部制覇しちゃったよ! 罰としてもう一杯奢ってよね!」

「勝手に待ってて何言ってんですか! 勘弁してください、今金欠なんですよ……っていうか、まだ飲む気なんですか!?」

 背丈の大分違う少女に詰め寄られている姿を見ると、勢いに押されているヤライ君のほうがなんだか小さく見える。

 私が面白く二人を観察していると、少女の方がその視線に気付いて私の方を見た。

 

「あれ、ライたんひとりじゃなかったんだ? NPCの護衛クエ中?」

「違いますよ! 良く見てください、マーカーないでしょう? この人はウォレスさんです。ここに来る途中で知り合った魔道士さんなんです」

「こんばんは、初めまして」

 紹介されたので挨拶すると、少女は目を丸くして私の全身を上から下まで眺めた。もうこういう反応にも随分と慣れてきた。

 

「こちらはスピッツさんです。俺の……フレンドの」

 今の間が大変気になったが、とりあえず問わないでおく事にする。

 気を取り直し、友好の基本は挨拶と笑顔ということで、私はスピッツさんに笑顔を向けた。

 少女は固まったままじっと私を見つめていたが、不意にパッと笑顔を見せて大きな声を上げた。

 

「……おじいちゃんだ! いい! いいよ、うん!」

 スピッツさんはそう言うとパタパタと走りよってきて私の腕に張り付いた。

 私の背も大して高くはないがスピッツさんはそれよりもかなり小さい。

 腕を絡めて半ばぶら下がるように縋られ、少女の突然の行動に今度は私の方が固まってしまう。

 

「ちょっ、スピッツさん!」

「どーよ、ライたん! 孫娘とおじいちゃんに見える? ねぇ、ちょっとこれ萌えじゃね!?」 

 ……どうやらこの人もちょっと変わった人らしい。

 類友、という言葉が私の脳裏を過ぎった事は言うまでもない。

 

「初対面の人に何やってるんですか! おじいちゃんが怯えてるじゃないですかもう! 離れてくださいよ!」

 少女に釣られてヤライ君の呼びかけもおじいちゃんになっている。

 ヤライ君はスピッツを私から引っぺがすと、暴れる彼女を捕まえつつ頭を下げる。

「すいません、おじ……いえ、その、ウォレスさん」

「はは、もう好きなように呼んでどうぞ」

 苦笑しつつも頷くと、ヤライ君は顔を赤くして何度も頭を下げた。その腕の中では相変わらず少女がじたばたと暴れている。

 

「とりあえず、待ち合わせがあるんですよね? また今度良かったら遊んでください。サラムまでも、呼んでくれたら本当に手伝いに行きますから!」

「ありがとう。それでは、また今度。スピッツさんもまた」

「やん、すっぴーって呼んで! きゃー、ライたんのひとさらいぃ! おじいちゃんまたねぇ!」

 もがきながらぶんぶんと手を振る少女を掴んで、ヤライ君は何度も頭を下げつつ人ごみの中に去って行った。

 その背中はあっという間に行きかう人の姿にかき消されて見えなくなる。時折少女の高い声だけが、微かではあるがここまでまだ届いた。

 

「……すごいテンションだ」

 私の呟いた言葉は、誰に聞かれることもなく街の騒がしさにかき消される。

 最近すっかりNPCに馴染んでいたから、あのハイテンションに何だかドキドキしてしまった。

「しかし……あの子の中の人はどっちかなぁ……いやいや、いかんな。こういう事を考えては」

 これもまたMMOに良くある出会いの一つだ。気になる気持ちを忘れようと首を振りながら、私もゆっくりと歩き出す。

 夕暮れの街のどこかから、日没を知らせる鐘が荘厳な音を立てていた。

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