世間知れず
掲載日:2025/11/28
「最近の若者は世間知らず」と耳にするが、
おそらく世間に興味が無いわけではない。
興味を示すキャパシティがないのだ。
自分の機嫌を取ることに精一杯で。
そのために好きなことに時間を費やす。
まずは一番興味があることで。
しかし、そもそも何故機嫌を損ねるのか。
一例を挙げよう。
恐ろしいことに、この世はソーシャルネットワーキングサービスが我々を支配している。
その不気味なサービスが普及してしまった現代。
幸か不幸か、簡単に他者と比較できてしまう。
これは持論だが、不幸側の人間は世間に自らの醜態を晒すことは無い。
(何をもって不幸者とするのかについては置いておく)
詰まるところ、傍観者として比較する。
比較して卑下になる。
だから機嫌を損なう。
そして殻に篭る。
ほら、世間知らずがまた一人生まれた。
ならば比較してしまう『それ』をやめてしまえば。
そんな声も聞こえてくるが、そうもいかない。
無意識に、それでも縋る想いで、自分と同じような仲間を探しているのだ。
儚くも確かな期待を抱いて。
これは世間知らずなのか。
それとも恐怖から世間を知ることができないのか。
「世間知れず」が正しい呼び名ではないだろうかとふと思った。
この話の終着点についてだが、
他人にすら興味を持てない私が世間様に興味を持てなんてのは無理があるということだ。




