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第9話 さすがにもう学校に通います。

私は、荼毘様に「付き合ってください」と言われてしまい、返事をすることなく家を飛び出してしまい、自分が荼毘様の告白に「はい」と返事をすることが出来なかった、何も言わずに出て行ってしまい、学校で荼毘様と顔を合わせるのが恥ずかしすぎると言う気持ちのせいで、学校に行かずに2週間が経ってしまった。


2週間の間、ずっと告白されたことを忘れようと『ブタに恋した王子』をクソゲーだと分かりながらも、やり続けて荼毘様の事を諦めようとするのだが、諦めることが出来ない。一週間くらいで辞めてしまい。


もう、一週間は何もしないで、水を飲むことしかしなかった。


さすがに、私も学校に復帰しなければいけないと思ったが、二週間も休んでしまった。学校で目立つ私が、もどって何か思われるのが恥ずかしくて戻れない。


そんな時、朝にさすがにお母さんが心配してか、琴音さんを私の部屋に召喚した。


「おはよう。琴音ちゃん。今日は学校行かない?」


「ん~」


「じゃあ、行こうか。」


っと、ドアのカギを開けて、琴音ちゃんにドアを開けてもらった。


「え、誰?」


私の事を見て、琴音ちゃんは誰っと私を見てそういった。

確かに、色々な感情が渦巻いて寝ていなかったので、顔がひどいことになっているかもしれないが、久々に会った私に「誰?」は少しひどいではないかっと思いながらも、「美玖ですけど」っと答えた。


「え、美玖ちゃん!?もの凄いやせたね....」


「え?」


確かに食べずにずっと部屋にこもっていたけど、それほどすぐに痩せるわけがない。

そんな、漫画のわけ....


っと、思いスマホで自分の姿を確認してみると、腕はプヨプヨとしておらず、足もスラっと痩せている。顔の二重あごは取れ、スッとなっている。


それに、体が軽くなっている。


「え、本当に痩せてる!?」


「めっちゃ可愛くなってるよ!?」


っと、琴音さんが私の全体図をスマホで取り、見せてくるとこれは自分なのですか?っと疑うくらいに可愛くなっている。


自分で言うのもあれだけど....


本当に可愛くなっている。

もともと、身長が低くデブとわかりやすい体系ではあったが、痩せるとこんな感じになるんだっと、琴音さんのスマホに写る自分の姿を見ている。


しかし、この体系なら私に合う制服がないと思っていたのだが、その問題は解決した。


心配させたお母さんに顔を出し、痩せた姿をみて


「ええええ!!美玖なの!?あの、から揚げを20個揚げても足りないっていった美玖なの!?これって、どこかにドッキリカメラとかあるんじゃないかしら?」


お母さんは、私の痩せた姿に驚きどこかの番組のドッキリではないかっと、疑い数分カメラを探していた。


そこで、琴音さんがお母さんに言うと、あっさり信じて私に合うように制服を調整してくれた。


「じゃあ、行こっか」


「っと、手を握り外に連れ出された。」


琴音さんには、荼毘様についてあれから大丈夫か聞きたかったが、聞くのが怖く聞くことが出来なかった。


「あ、お兄ちゃんは美玖ちゃんにフラれたと思っているかもって思っているから、誤解を解いてあげてね。」


そういわれ、私は学校の放課後にフッた訳ではないことを言う事にした。


「わ、わかった。琴音さん...」


「あ、私の事はさんとか要らないから。呼び捨てでいいよ」


「わ、分かった。」


いつもどおり、教室に入るとザワザワとし始めた。


「え、あの子誰?」・「転校生かな?」・「可愛い~」・「俺声かけよっかな?」

っと私が、デブだった頃だと絶対言われないことを言われたりと態度とは、180度違う。


私が、自分の席に座ると、「あのこ、2週間くらい学校に来なかったデブだった美玖?」・「え、あいつ痩せるとああなるのか?」・「う、嘘!?マジカワ」っと、色々と私の事で話題が絶えない。


「え、あの、美玖さんですか?」


「え、あ、はい。そうです。」


「う、嘘!?」


本当に私なのか確認しにきて、もう一度驚いている。

荼毘様は学校に来ていないなっと、思い待っていると遅刻ギリギリで要約教室に着いた。


しかし、少し目つきが変わってしまい、イケメンなのだが、闇落ちした主人公のような顔をしている。

これも、私のせいなのだろうかっと思い、学校が終わったら絶対に本当のことを言おうと思った。


しかし、昼になると琴音が私の席で一緒にご飯を食べようとしてくれて、、荼毘様も私の席に来て食べるのだが、全く会話が無く終わってしまった。


絶好のチャンスを逃してしまった。


放課後になり、話しかけようと思ったのが先に帰ってしまい見失ってしまった。

学校にまだいるのではないかっと、学校中を探すのだが見つからない。


もう少し探そうと思ったが、周りの目線が「可愛い」・「一年かな?」っと色々コソコソと私が味わったことがない感覚で、学校に居るのがむずがゆくなり、家に帰ろうとすると、一人で歩く荼毘様の後姿を見つけた。


「あ、あの...」


「....」


私が声をかけたのだが、顔が前とは変わったので、誰か分からないのか無視をされた。


席が近いのに分からなかったのだろうか?



そう思い、「美玖です。」っと名乗り足を止めてもらおうとしたのだが、今度は見向きもせずに、歩いて行く。


もしかして、あの時の事を怒っているのではないか?


そう思い、荼毘様の足を止めるように前に飛び出して、話を聞いてもらうことにした。


「あの、あの時の告白のときはごめんなさい」


勢いに任せてあの時の事を謝ると、荼毘様は足を止めてくれた。


「いいよ。俺は君を気づ付けたんだろ。だから、これ以上君に喋ることも、顔を合わせるのもやめるよ。今日は俺のせいで元気がないか心配だったから、一緒にご飯を食べただけだから、これからは、一緒に食べないから安心して。」


っと、私のせいで荼毘様を気づ付けてしまった。


「き、傷ついてないです。これから、もっと話しましょう!!」


「だけど、俺のせいでこんなに痩せてしまったし...それに、俺のせいで不登校にしてしまった...」


荼毘様は悲観的になってしまい、私が何を言おうとも自分のせいにしてしまう。これも全部悪いのは私のせいなのに....



「不登校になったのは、私が荼毘様の返事に答えることが出来なくて、恥ずかしくて学校に行けなかっただけです。それに痩せたのも、私がご飯を食べなかっただけなので、これも全部私の自業自得なんです。」


「やっぱり、俺のせいじゃないか....ごめん...」


私に謝って、私のもとから離れていきそうになったので、荼毘様の行く手を阻み、私のもとから去らないようにした。


「どいて」


「どきません。まだ話したいことがあるので。」


「なに?」


「あの時の荼毘様の告白です。その回答ですが、私は荼毘様の彼女になれるのはうれしいです。だけど、私には荼毘様と付き合える権利がないです。荼毘様の告白に信じることが出来なくなり、その場から逃げ出してしまった。そんな私でも、まだ好きでいてくれるなら、まずはもう一度友達から始めてくれませんか!?」


もおう、自分で何を言っているのか分からないが、告白で逃げた私には恋人は務まらない。だから、私は友達からで、いつでも私の事をフッてもいいように言うと、

荼毘様は少し「フッ」っと安心した顔になり、少し怖い顔じゃなくなった。


「よかった。俺は嫌われたわけじゃないんだね。じゃあ、俺美玖を見極める為に友達から始めたらいいのかな」


その答えに私は、「コクコク」と首を振り答えた。


「じゃあ、よろしくね。美玖。」


耳元で、私の名前を言われて、友達からって言ったそばから「付き合ってください」っと言いそうにはなったが、その気持ちをグッと抑え家に帰った。


私は、幼馴染のおかげで痩せてみんなに「可愛い」とか今まで言われたことがない事を言われるようになったし、ゲームの王子様にそっくりの荼毘様に告白されてお姫様にされてしまった。


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