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プロローグ


私のあだ名はブタ

太っていて、太っている割に身長が低く、丸くてメガネをかけている私のあだ名。


この体型のせいで、淳介くんと言う高身長でありながら、顔が小さくイケメンに告白した事があるのだけど、「話しかけるな、ブタ。ブタはブタらしくブタ小屋でブーブー泣いてろ」私の初恋で、私が勇気を振り絞り告白したはずなのだが、ものすごい暴言で断られた。


告白した後イケメンの男は、私のことを「あいつに告白された。マジで最悪。あいつ、自分をブタだと認識していないんだよ。」など、イケメンの友達の人にそう言ってどっかに行ってしまった。


私の勇気ある告白は、あっけなく終わってしまった。


それからは、他の女性からも「ブタが、淳介くんに告白とかマジでありえない」・「ブタが、私の淳介くんを汚そうとした!!」など、ブタ・ブタと私の事を連呼して、私の机に死ね・カス・ブタなどの暴言が書かれた、紙を机に貼られる毎日を過ごしていた。


ーーーもう、私は一生イケメンと告白しない。


デブな私には釣り合わないイケメンと喋ったりすると、イジメられたりしてしまう。


私も女性なのだが、キモい人が好きな男性に話しかけるのは嫌なのだと思う。


私のイケメンの推しは、二次元にしかいない。


そう思い、中学生生活を終えた。

中学生生活では、ブタのあだ名が主流になってしまい、少し嫌な思いはしたが、私には二次元のダビスタがいるから、辛い中学生生活を過ごす事ができた。


ちなみに、ダビスタは私のゲームの中の王子様

実際に、ゲームでのストーリーでは王子様なんだけど、そのヒロインが醜いブタっていう設定で、私とかなり境遇が似ているし、表紙のダビスタが金髪で甘い系のイケメンのダビスタだったので、買ってゲームをしてみると声もカッコよく即推しにしてしまった。


「愛しき、美久よ。」


「ああ〜王子様〜!!」


王子様とヒロインのブタの名前を私の名前にして楽しんでいる。


しかし、このゲームは何故か人気がない。

Amazomでは、星が2だった。

感動とかは、ネタバレがあるので見ていないが、ヒロインがブタなのが嫌なのかなっと進めていた。


「ごめん、君みたいな醜い豚より、この小さくて可愛い他国のお姫様と結婚する事にした....だから、君は私の事を忘れて他の男性と付き合ってくれ。」


「はぁああ!?」


急展開すぎる。私のゲームでのダビスタが急に浮気展開で、私の事を名前呼びでなくブタって言ってくるし、なんなのこのクソゲー!!


Amazomのコメント欄を見てみると、「最終回のストーリークソすぎる」・「製作者出てこい!!こんなクソ展開願ってないぞ!!」・「はあ!?最終的にヒロインと結べれるでしょ!?」・「最初は良かったけど、最後がクソだった。」・「このクソゲーはやらない方がいいです。時間の無駄です。」などボロクソに書かれていた。


私もコメント欄に「この、ブタに恋した王子と言うタイトルの恋愛系ゲームはクソです。多少共感があったので買って、最初の方のストーリーはブタヒロインを愛してくれていたのに、最後には、美人の姫様と結婚するクソゲーです。今まで費やした時間を返して欲しいです」っと、長い文章で書きまくってやった。


「はあ.....やっぱり最終的には美人なんだ...ダビスタ様....いや、クソ王子もブタより小さくて可愛いお人形さん見たいな女性と付き合いたいんでしょ。はいはい、この世は美人が正義で、美人じゃないとイケメンと告白できませんよ〜、私みたいなブタが告白したら周りの女子からいじめられますよ〜っだ」


ゲームを終え、色々な愚痴が出てきてしまった。


「はあ、明日から高校生活なのに憂鬱だな...」


中学生活の辛い時も支えてくれて、ゲームも最悪の形で終わってしまったし、これからどうやって生きていけば良いのだろうか...


そんな高校生活も始まっていないのだが、もうすぐ始まるのだが高校生活に絶望している。


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