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1,帰国後

 現在、俺は退役して祖国の日本に帰国後ゆったりとした生活をしている。だが、仕事はしていない。職に着こうにも手元にあるのは、アメリカに行く前にとった20年前の国際免許証と18の時に得た防衛大学の入学証書(ちなみに、卒業証書はどっかに行った)だけだ。


「仕事、探さないとなぁ。 退役時にもらった150万ドル(日本円でおよそ2億85万6000円)じゃ、日本円に換金しても扱える自信がわかないしなぁ〜」


 というわけで、退役してすぐに通信大学を受け今日、念願だった教員免許を手に入れた。


 実を言うと、俺は軍人ではなく教師になりたかった。理由は、ただの興味だ。それと、子供が好きで教え子なんていうのに憧れた。ただ、それだけの事だ。


 だが、高校を出た俺は兄と両親の影響(独断)で防衛大学に入りそのまま陸自から空自まで全てを経験した。


 陸自ではレンジャーを習得し、海自では艦長の座に着き、空自では小隊長になり単座型のF-35B(ライトニングⅡ)を乗り回していた過去がある。さらにその腕を買われて退役するまでアメリカ海兵隊で3年前まで従軍していた。


 そして晴れて帰国した俺は、その反動でダラダラの堕落生活を送っている。


 そういう過去がある中、今朝郵便ボックスに入っていた求人広告に目が向いた。


 内容は、今年開校されたばかりのお嬢様や訳アリ女子高生などが通う光ヶ丘(ひかりがおか)女子中高大学校で非常勤講師の募集だった。条件としては、{出勤以外の日はプライベートに振っても構わない}という事以外無記載だった。


 普通の人なら躊躇(ためら)うが、もう一度言う。俺は退役したが軍人だ、護身術程度なら教えることができる。早速、即決した俺は履歴書と顔写真、あとは教員免許のコピーなどを封筒に入れて送った。


 1週間後、家にて(くつろ)いでいると速達便が届いた。封を破って中を見ると{高宮(たかみや)(まもる)様へ}と書いた書類と女子校での授業科目が書かれた冊子や教員用の教科書と参考書などが入っていた。


「えーっと、科目は・・・現代社会か。 ん?兼業科目が、体育補佐。なるほどね」


 正直言って、現代社会という科目は高校時代満点だった。防衛大学では、体育が得意だった。


「って、ピッタリじゃん・・・!」


 早速、新しいスーツを買いに行き髪型を整え洗顔し初出勤の日まで参考書や教員用教科書などを頭に叩き込む日々が始まった。

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