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世界解剖学  作者: テトラ・テト
1/4

・人間と魔族に関する項

 人間と魔族は兄弟である。兄が魔族、弟が人間だ。

 両者の違いとして、魔族は生殖活動を行えないため増えることが出来ないが、その代わり寿命と病からは解放されているという点がある。これが意味するところ、つまりそれ以外は共通だということだ。感情の持ち方、知識の得方、美的価値観すらも同じなのだ。人間の多くは魔族の容姿を見て、恐れと不快感を抱く。価値観を同じくする魔族も同様だ。彼らの多くは自らの奇怪な容姿を忌み嫌う。

 

 もう一点、挙げるのであれば、魔族は誰しもが魔法を使うことが出来る。どんな、という点では個体差がある。戦うこと、守ること、癒すこと、生活すること。まぁ、何かしらの役立つ魔法であることには違いはない。魔法のメカニズムは非常に乱雑で、説明は困難だ。

 困難であるが故に、世界中の人間が魔法を使えない説明もまた、困難である。そこで、こう言うことにしよう。魔法に関しては、兄が弟より優れていた、と。

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