44:生きていたヒビキ?
それで、その肝心の響はというと、実はアクアが感じてマナに説明したように、森のある場所で生きていていたのであった。
実際、この時世界樹の精であるマナも気付いていなかったのであった。まさかここの場所の近くではなく、既に響がこの森にある唯一の小川・・・いや、その場所は既に川なのだが、その川より少し離れた側にある獣道をこちらに向かい歩きながら、瘴気の出す石碑を浄化してこちら側に近付き戻っていた事に・・・・。
実は響が森の中に何故いたかと言うと、それは3日前・・・そう沼に落ちた瞬間に森の入口付近にある洞窟の場所に転移してしまっていたのであった。それでその森の入口付近にある洞窟ないで一夜を明かしていた。
そでで次に日からはその洞窟を拠点にして、その周囲を徐々に瘴気の出ている石碑を浄化して、目印になる場所と川を2日目に見つけ、それからやっと世界樹のある場所が解り、川沿いを歩いて向かっていたのであった。
それで現在は、水竜のシーちゃんと聖狼のフェルくんと共に、こちらに戻って来ているのである。
ちなみにシーちゃんと再会したのは2日で、フェルくんに会ったのはそのシーちゃんに会う少し前である。まあ、実を言うと川のある場所を教えてくれたのはフェルくんで、その川を下って俺を探しに着てくれたのはシーちゃんとフェルくんの2匹が協力して俺を見つけてくれたのであった。
それで何故洞窟に転移してその場所にいたかと言うと、それはちょうど沼に落ちた時間帯まで、さかのぼる事になるのである。
それは瘴気を出す石碑を浄化した後に、その場所にあった黒い水晶というより、この湖にある水が関係していたのであった。はっきり言って奇跡というしかなかったのである。
何故かと言うと、全ては水の精であるアクアに関係していたのであった。
それは世界樹の精であるマナにもまったく知らないし解らない現象であり、本来のアクアが育っていくと実に付ける予定の能力である。
だが、その時はアクアは愚かマナでさえも気が付かなかない現象がその時起こったのであった。まあこの時点では、アクアの隠された能力であって、それを響が知らずにその能力を使ったのであった。
まあ実際、普段はそんな能力はすぐには使えないのであるが、響がアクアに渡した腕輪の効果と指輪の絆の力で起きた奇跡だったのであった。
その御蔭で不思議と響は、毒の沼に落ちてたが毒の水に触れる事無くその洞窟に転移出来ていたのであった。まあ、実際落ちたとしても響は自身の能力と、石碑を浄化した黒水晶の効果により、いっきにその毒の水を浄化したいたので、それに犯される事はなかったのである。
それにその毒水を浄化した事によって、アクアの能力が数段レベルアップして、アクアにも気が付かない新たな能力が追加されていたのであったが、これには後々気が付き、この森にある全ての水源に、転移できる能力が発動していたのであった。
それで、そんな事が起きたとは気付かず、転移した響はその洞窟で目を覚ました。
「ん、うーん・・・・?ここどこだ?」
響が目を覚ましたのは、間違いなくどこかの洞窟の中なのだが、響が知っている洞窟とはあきらかに違っていた。
それは洞窟内が明るく周囲が見やすくなっていたのである。それで自分が倒れていたすぐ近くでは、水が湧き出している場所・・・水源があった。
とりあえず心を落ち着かせて洞窟内を見渡して、もう一度周囲を確認すると、やはり間違いなく洞窟の中だという事が確認出来たのであった。そこで響はある事を思い出してのである。
「あれ?俺は確か石碑を浄化して、水晶に変えたまでよかったけど、滑って沼に落ちたんじゃ無かったけか?・・・なんで洞窟の中に・・・俺いんの?」
はっきり言って現状解らず考えてみたが・・・考えがまとまらないので、とりあえず自分の持っていた水袋の水を飲んで自分の心を落ち着かせた。それで水が流れている方に歩いて行き出口らしき場所を見つけた。
まあこの洞窟内は、はっきり言ってすごく明るかった。何せその洞窟の出口より外に出た途端・・・そうその周りは真っ暗でとどめには、例の黒い霧が辺りを覆っていたのであった。
「マッ、マジかこれ・・・?まあ、恐らくこれは瘴気なんだろうが・・・暗い?のかな、それとも俺の目が・・・いや、瘴気がはっきり見えてしまう、この目がいけないのかが解らん。ん~ん、あっ、でも俺が沼に落ちた時は、確か既に日が暮れてたような気がしたけど・・・?ん、解らないや。感覚的にはそんなに時間が経ってないような気が・・・まあ、とりあえずこの洞窟内は瘴気がないみたいだから、ここで様子を見よう」
現状外が夜で暗くなっているのか、それとも瘴気のせいで暗くなっているかが、響には全く解らなかったのであった。
まあ、実際響が沼に落ちて時間にして1時間ほどしか経っていなかったので、外は暗くなっていてついでにその日は生憎と曇りであり、月の光も出ていなかったのであった。
なので外が暗いのは当たり前なのであるが、それでも今回の夜は瘴気が尋常じゃない量が散布されていて、響にはその瘴気がすべて見え、その夜は特に真っ暗な暗闇に見えたのであった。




