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007

 トウカは安全な所まで避難するとナオフミをサクヤから降ろした。


「ここまでくれば大丈夫でしょ、私はワタルを助けに行くわ」

「待って下さい!サクヤだと役に立たないってワタル様は言っていました」


 ナオフミがそう言ってトウカを引きとめようとするとトウカは不敵に笑った。


「大丈夫よ。私にも戦う力は有るから」


 そう言って取り出したのはワタルがキリュウを呼び出したものと同じ守護獣を呼び出すためのデバイスだった。


 一方ワタル達はフクトミの巨神が撃ち出すレーザーをキリュウで反射させて攻撃するという変則的な戦いをしていた。


「何でこんな面倒な事をするんだ。光線を弾き返せるならアイツにお攻撃も弾けるだろ」

「キリュウの銀の体は『レーザー』を弾き返すミラーコーティングであって『ビーム』は弾けない。後フクトミが直接ビーム・テンペストに攻撃したら攻撃対象の優先度がフクトミに移る。ビームを食らったら一瞬であの世行きだと言っているだろ」

「めんどうな、がーといて組み付けないのか!」

「組み付いたらビームの0距離射撃だ。だからビームの発射口を潰しているんだろ」


 言い合いをしながら確実にダメージを与えていた。しかしビーム・テンペストの限界が先に来ようとしていた。


「不味いな、予想よりも限界が近い。このままだと大爆発だ」

「そうなったらどうなる?」

「ビームを無駄撃ちさせてエネルギーを減らしたから爆発の規模は小さくなる。しかしビーム・テンペストのジェネレーターが爆破したらこの場にいる俺達は助からない。フクトミお前は逃げろ」


 そう言ってワタルはフクトミに退避するように行った。


「ふざけるな!」

「ふざけてはいない。キリュウの速度なら爆発ギリギリでも逃げられる。何時爆発するのか分からない以上足止めは必要だ。だから俺が足止めをする」

「分かった。死ぬなよ」


 自分の巨神の移動速度が遅い事を理解しているフクトミはしぶしぶ納得して退避していった。


「さて、どうしようか。ビーム・テンペストは宇宙用。大気圏内での運用は考えられていないからジュネレーターも宇宙用のを使っている。通常は洩れないように設計され今も洩れてはいないが爆発したら間違いなくジェネレーター内の汚染物質が四散する。組み付いて大気圏外まで運ばないといけないが組み付いたら0距離射撃だ」


 それでもトウカのいる世界を守るためにやるしかないと覚悟を決めた時、1頭の獅子が現れた。


「ワタルー!」

「あれはレオン!まさかトウカが乗っているのか」


 3本足『獅子のクオウ』の守護獣、獅子型メカのレオン。トウカが旅に出る時。父親であるクオウから危なくなったら呼びなさいと呼びのデバイスを渡されていた。


 そしてトウカは今がその時と守護獣レオンを呼び出したのだ。


「まさかトウカがレオンを。でもこれなら、何とかなる」


 そう言うとワタルをキリュウをレオンの上まで移動させ、そしてキリュウを人型に変形させた。

 

「ええ!」

「攻撃は俺がやる。移動は任せた」


 驚くトウカを余所に人型になったキリュウはレオンにまたがり騎乗する形になった。


「トウカはレオンの操縦だけ考えればいい。後は俺がやる」

「嘘、乗りこなしているの…」


 ビームを避けるために激しく動くレオンをキリュウは問題なく乗りこなしていた。さらに変形する事で使えるようになったレーザー銃でビーム・テンペストの砲身を素早く潰していった。


「やっぱり地上ではこのフォーメンションがやりやすい。後はハヤテの支援があればもっと良かったけどな」


 ここにはいない鳥型の守護獣の事を思い出しながらワタルはビーム・テンペストの全ての武器を潰すのだった。

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