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能力社会  作者: コイナス?
4章 フライハイト独立共和国
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97話 共和国の闇に紛れて10

 レイに撮った映像を使って脅された警官たちはスパイとして暗躍する羽目になった。スパイとしてだけでなく給料の約五パーセントをレイたちに譲渡することにもなった。その場しのぎでレイたちと契約はしたがヴェルナーはいつか裏切るつもりでいた。


ヴェルナー(映像が拡散されたら警察としてだけではなく革命軍からも狙われる。今回の行動は軽率過ぎたか。だが映像さえどうにかすれば問題はない。)


 同じようなことを他の警官も考えていた。とりあえず警察署で情報を集めてレイに送っていく。情報とはいってもさほど重要なものではなく、万が一見つかっても大事には至らないものだった。





おじさん「レイ、警察から情報が提供された。」

レイ「待ってくれ、今確認する。」


 相変わらずレイたちはホームレスたちのところに残って情報を集めていた。犠牲は十二人と多かったが金を手に入れることはでき携帯電話も確保していた。携帯で提供された情報を確認していく。内容は革命軍についてだった。


レイ(やはり革命軍は動き出している。前回のホームレス狩りも革命軍を始末することも含まれていたとも考えられる。)

おじさん「こんな情報が何の役に立つ?」

レイ「私はあの男を殺すためにここに来た。そのためには些細な情報でも必要となる。」


 今のレイにキルを殺せる可能性はゼロに等しい。それどころかたどり着くことすらできない。


おじさん「俺たちには革命軍なんてどうでもいいさ。あいつらは弱者を守るとか抜かしていたが俺たちホームレスを助けてくれたことなんてない。」

レイ「見ず知らずの貧乏人を助けたところでメリットなどない。誰だって無償で助けようとは思わない。」


 そう言いながらレイは今まで助けてくれた人たちを思い出していた。多くの人に支えられてきたからこそ今の彼は生きている。


おじさん「だったら何でレイは俺たちに金を分けてくれた?」

レイ「借りもあったしこれからも協力をしてもらいたいからだ。それに金は私だけの力で得た物でもないし元はこの国の税金だ。」


 彼はこの国が腐っていることも承知している。その腐敗から出た税金はあまり使う気にならないというのも一部あった。


レイ「一つ聞いていいか。この国をどう思っている?」

おじさん「ここにいる連中は共和国を嫌っている。出ていけるのなら出ていっているさ。」

レイ「そうか、それは都合がいい。」


 それを聞いてレイはにやりとした。

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