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200文字小説集

334個のキャンディー(200文字小説)

作者: 日下部良介

美子さんお帰りなさい!

30粒のチョコレート。

バレンタインデーに君がくれたチョコレート。

「1日一粒ずつ食べてね」

君は毎年そう言う。

今年で3回目。


最後の一粒。

僕はそれを口に放り込んだ。


今日は3月14日、ホワイトデー。

334個のキャンディー。

僕は君に送る。

「また1年間よろしく」


今年は一つだけ送ろう。

世界に一つだけの特別なものを。


いつものバー。

彼女はいつものピンク・レディ。

僕はグラスの前にそっと置いた。

世界に一つだけの指輪を。




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