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己の無才を悟って実直に生きる凡人第二王子と異世界転生小説だと信じる前世持ち公爵令嬢のすれ違い協奏曲

作者:本田 雨
最新エピソード掲載日:2026/03/20
【完結まで毎日更新!全27P!】※注意※ 第二王子アレクシス視点と公爵令嬢ディアナ視点、それぞれの視点が交錯しながら物語は進みます。完結まで書き終えています。

~第二王子の初恋は実らない。これは誰の書いたシナリオか~

 十歳の春、自分こそが「王にふさわしい」と傲慢不遜だった第二王子アレクシスは、婚約者との顔合わせで自尊心と恋心を粉々に砕かれ、己の無才を悟った。

 陛下の計らいで辺境へ預けられた彼は、辺境の人々の温かさに触れながら、己を鍛え上げる中で「真の王族の姿」を見つめ直していく。

 一方、婚約者の公爵令嬢ディアナは、前世の記憶に目覚め、この世界を「異世界転生小説」だと盲信していた。自分はヒロインと婚約者に断罪される「悪役令嬢」なのだと。

 実際、事態は彼女の思い描いたシナリオ通りに進んでいく。

 成長し、実直な好青年となって学園へ入学したアレクシスは、生まれ変わった自分をディアナに知ってもらおうと奮闘する。だが、二人の旋律〈シナリオ〉は決定的に噛み合わない。

 裏で手を引く者の存在もあり、仲を深めようとするアレクシスの接触はするりと躱され、彼は藁をも掴む思いで、男子生徒の間で話題の『恋の聖女』にまで相談することに――。


 不協和音が最高潮に達した卒業パーティーの夜。

 噛み合わない二人の旋律は、やがて裏で糸を引く第一王子レイモンドをも巻き込み、思わぬ終着へと向かうことに――。
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