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8 異性とのデートって初めてなんだけど?


 服も着替えずに唯斗君のデートの誘いを受けた私。客観的に観ればかなり恥ずかし姿で話していたなと思う。


 唯斗君には「少し待って」と伝え、私は顔を洗い、着替えとメイクを済ませる。どれだけ急いでも30分以上は待たせてしまう為、家へと招いたが遠慮されて外で待たせる事に。


 私の準備が終わったのは唯斗君を待たせてから40分後だった。


 「おまたせ。ごめんね待たせて」


 「全然、今来たところ。なんてね」


 私が頭を軽く下げて待たせた事に謝罪をしたが、唯斗君は気にした様子もなく、冗談を言ってくれた。


 私は唯斗君が気にしてない事がわかったので、私も気にする事なくデートの予定を尋ねる事にした。


 「で、今日はどこに行くの?」


 「そうだな、取り敢えずショッピングモールに行こうかなって思ってる」


 「何か買いたい物でもあるの?」


 「うーん?特にないかな?どちらかと言うと紗月さんの買い物に付き添いたいなって感じかな?」


 そう言った唯斗君は恥ずかしそうに頬を指で掻いく。


 「ふーん、そんな事言っちゃうんだ。女の買い物って凄く時間掛かるよ?それでもいいの?」


 私はからかう様に唯斗君に意味深な視線を向ける。

 

 そんな視線を受けた唯斗君の顔は笑っていた。


 「望むところだよ。何時間でも付き合う」


 そんな唯斗君を後悔させて野郎と私はショッピングモールへの足を急がせた。そんな私の横を唯斗君は軽い足取りで付いてくる。



 


 後悔させると意気込んだのは良いが、だからと言ってわざと時間をかけて商品を選んだりなどはしない。唯斗君の事は嫌いじゃないどころか、〝好きだから〟。


 ショッピングモールに着いて一番最初に寄ったのは化粧品の店。入り口から近くにあったので取り敢えず寄ってみることにした。


 最近では化粧をする男性も増えてい事から唯斗君も化粧品に興味を示すかと思えば、そうでもないらしく。私が化粧品を見ているのを後方から眺めていた。


 「ねぇ?こっちとこっちどっちがいい?」


 私は暇してそうな唯斗君へと口紅を二つ取り見せる。


 「うーん?そうだな…こっちの方が落ちついた色で良いかな」


 薄い桃色の口紅を指差して答える。


 私は二つを見比べて少し考えてから両方を買うことにした。そんな私を見た唯斗君は何も言わずに微笑んでいた。


 どっちがいいか聞いておいて両方買うことにした私に文句を言うのかと思えば何も言わ無いことに驚く。


 友達に同じやり取りをしたら「両方買うなら最初から聞くな!」って返ってくるのに、唯斗君は何も言ってこない。


 異性とのデート経験の乏しい私はコレが男性の普通の反応だと決めつける事にした。




 


 




 

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