5 悪夢は黒歴史
気分が沈んでいる時に観る夢は基本的に悪夢だと私は思う。どっかの学会でそんなデータがあるんじゃない?っとは常々思っている。
そんな私の思いを現した様に今夜は悪夢を観た。
なぜ悪夢だとわかるのか、それはわからない。だけど、「あ、これ夢だな」って確信を持った。
部屋にいる2人の子供。
女の子と男の子。女の子は男の子より背が高く年上だと一目でわかる。
そんな女の子は男の子に迫り体を密着させていた。
男の子は女の子の近さに驚き、戸惑い、照れている。顔が赤く女の子から距離を取ろうと体を動かそうとするが、女の子が動きに合わせて体を寄せる。
それが何度か繰り返されると、男の子は逃げるのを諦めた。
そんな様子の男の子に、女の子はからかう様に笑った。
「どうしたの?顔赤いよ?」
女の子が男の子に答えのわかりきった質問をする。男の子は顔を顰めながらも「なんでもない」と応えが、女の子は意地悪な笑みを顔に張り付けた。
「もしかして?熱でもあるのかなぁ?私が計ったあげる」
ニマニマと笑う女の子に男の子は嫌な予感がしたのか、逃げようとするが間に合わない。
子供同士、男が僅かに筋力で勝っても女の子は年上。体格では僅かにだが女の子の方に利があった。互いに僅かな差しかない状況、そこで物を云うのが現在の体勢だった。
ガッシリと密着して有利な女の子。しがみつかれて身動きがうまく取れない男の子。どちらが有利かなど端から見なくともわかる状況。
女の子と男の子が暴れる。互いの服が捲れたりするが関係無いと押し合い、引っ張り合う。結果男の子が下に組み敷かれた。
女の子は男の子の腰へと股がった。
マウントポジに男の子は抵抗出来なく成ると、女の子が顔を男の子へと近づけた。
キスするかしないかの距離。女の子と男の子の顔が至近距離まで近づき…
こつり
と、額同士をくっつける。
赤かった男の子の顔が更に赤く成る。女の子の顔にも僅かながらに朱が差した。
額をくっつけて十数秒。女の子が額を離し男の子の顔を見て笑った。
「うん!熱はないね!」
その言葉を聞いた男の子の顔は真っ赤だった。




