第45話:「かえでと、放送室のこっそりDJタイム」
今回はちょっと大胆に(でもらしい)かえでが主役!
ラジオDJ気分って、意外とクセになりますよね。
校内の反応や“想定外の展開”も含めて、楽しい回になりました。
昼休み。いつもどおり騒がしい教室。
けれど、その喧騒から少し離れた場所で、ひっそりと計画が始まっていた。
「……ついに、あたしの出番か」
そう言って、かえでは放送室の扉を開けた。
許可?出してません。けど“放送部の助っ人”という謎の名目で潜入成功。
■放送室の秘密兵器
「じゃーん!持ってきたよ、うちのCDコレクション!」
机にずらりと並ぶのは、かえでの“青春プレイリスト”。
「いや、普通に昼の放送って“給食メニュー”とか“お知らせ”じゃないの?」
「そこに突然流れる、謎の『元気が出る一曲』。最高でしょ?」
悪ノリが過ぎるが、わりと本気らしい。
■かえで、オンエア開始
ピッとマイクのスイッチを入れた。
「――えーっと、こんにちは!放送部の“臨時DJ・K”です!」
放送室からかえでの声が流れた瞬間、教室がざわつく。
「えっ、誰?えっ、かえで!?なんで?」
「Kってまんまやんけ!」
そして、唐突に始まる「お悩み相談コーナー(自作自演)」
■メール風お便り、読まれます
「RN・みゆきのプリンが最近消える件について。これは犯人をどう炙り出せばいいですか?」
「うーん、それはね、ワナを仕掛けるしかない!冷蔵庫に“からっぽプリン”とか入れておくの!」
実話です。たぶん。
■校内騒然、先生はどこ?
りんかが職員室をのぞいて言った。
「やばい、生活指導の先生が放送聞いてる」
「え?マジで!?ついに特番になる!?」
「いや、違う意味で終わるって」
ことはは冷静に放送室へ向かう。
扉を開けて、かえでの肩をポン、と叩いた。
「はい、タイムアップ」
エピローグ:
怒られたかどうかは、ご想像にお任せします。
ただ、数日後。
校内放送の“放課後枠”で、なぜか
「臨時DJ・Kの5分トークコーナー」が公式化。
「……おいマジかよ!」
かえでの驚きと喜びが、放送室にこだました。
こういう“ちょっとやりすぎちゃった系”の行動を
みんなで笑って終わらせてくれる学校って、素敵だと思います。
さあ、残り話数もあとわずか!ラストスパート、よろしくお願いします!




