表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしたち、今日も平和にバカしてます。  作者: たむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/50

第41話:「みゆきと、秘密の放課後おしゃべり会」

今回は、ちょっと控えめなみゆきが主役です。

小さな勇気が、素敵な時間を生み出していく物語をお届けします。

放課後の教室に、静かに差し込む夕陽。

窓辺でひとり、本を閉じたみゆきが、ふとため息をつく。


「今日も、誰も来ないかな……」


実はみゆき、数日前から「放課後おしゃべり会」という謎の集いを企画していた。


…とはいえ、メンバーはまだ自分ひとり。


■ささやかな願い

「みんなとゆっくり話したいなぁ」

と始めたこの小さな集い。告知も黒板の隅に小さく書いただけ。


「まあ、来なかったら本読んでようっと」


でも今日は、ちょっと違った。


「おじゃましまーす!」


そう言って入ってきたのは、ことはとあやね。


■会話の魔法、発動!

「おしゃべり会って、なんか気になってさ~!」


「え、ほんとに来てくれるなんて……!」


みゆきの表情がぱっと明るくなる。


3人は机を囲んで、好きな漫画の話や最近の授業のぐちなど、取りとめのないおしゃべりに花を咲かせた。


「えっ、ことはって実はメロン嫌いなの!?見た目そんなに可愛いのに!」


「なにそれ、関係ある!?」


■思わぬ参加者

そこへ、ふらっと現れたのはかえで。


「何してんの?楽しそう。混ざっていい?」


「もちろん!むしろ来て!」


お菓子を囲みながら、気がつけば4人に。


話題は「先生のクセ」「体育の謎ルール」「実は怖かった図書室の都市伝説」へとどんどん暴走していく。


■ほんのり、幸せな時間

気づけば、外はすっかり夕闇。

教室の電気の中、4人の笑い声が優しく響く。


「こういう時間って、いいね」


「またやろうよ。次は全員呼ぼう!」



エピローグ:

派手じゃないけれど、確かに心に残る放課後。

みゆきは心の中で、そっとつぶやいた。


「……来てくれて、ありがとう」

「誰かとただ話すだけ」って、なんだかんだ一番幸せかも。

次回も、そんな平和でちょっと笑える日常をお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ