第30話:「ことはと、謎解き美術館の大冒険」
今回の主人公はことは。
謎解き好きの彼女が、美術館での挑戦にワクワクしながらも、ちょっとしたトラブルに見舞われるお話です。
友情と笑いと、ちょっとだけ頭脳戦が楽しめます。
「今日は美術館で特別企画の謎解きイベントがあるらしいよ!」
みゆきが目を輝かせて言った。
「謎解き? 脳トレみたいなやつ?」
かえでが興味津々。
「うん! みんなでチーム組んで参加しようよ!」
ことははワクワクしながら提案する。
■美術館潜入開始
「まずはこのパンフレットを読んで、最初のヒントを探すんだ!」
ことはが先導して、美術館の中へ。
絵画や彫刻を見ながら、ヒントを見つけてはメモする三人。
「この絵、なんか変じゃない?」
かえでが指さす先には、色の配置がおかしい風景画。
「うーん、これがヒントなのかな?」
みゆきも首をかしげる。
■思わぬ難問
謎解きは思ったより難しい。
途中で迷子になりかけたり、展示品を間違って触って注意されたり。
「まさか美術館で怒られるとは……」
ことはがしょんぼり。
「でもこれ、頭使うし楽しいね!」
みゆきは笑顔。
「ふふっ、こういうの好きだなあ」
かえでもにっこり。
■最後の謎
最後の答えを導き出した瞬間、展示室のライトが一斉に点灯。
「正解です! おめでとう!」
館内放送が流れ、スタッフから小さな景品をもらった。
「やったね! わたしたち、意外と頭いいじゃん!」
みんなでハイタッチ。
エピローグ:
美術館の外、夕焼けが空をオレンジ色に染めていた。
「今日はほんとに楽しかったなあ」
かえでがつぶやく。
「ことはのおかげで、みんなで力を合わせるっていいなって思えたよ」
みゆきも満足げ。
「また次もみんなで挑戦しようね!」
ことははにっこり笑い、手をぎゅっと握った。
そんな三人の姿を、遠くから見守る誰かがいる。
「ふふ、これで次のイベントも盛り上がるな……」
夕暮れの風が、優しく吹き抜けていった。
美術館は静かで神秘的だけど、謎解きイベントならワイワイ楽しめる!
みんなのチームワークが光った今回のエピソード、読んでくれてありがとう。
次回はみゆきの新たな挑戦が待っています。お楽しみに!




