表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしたち、今日も平和にバカしてます。  作者: たむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/50

第28話:「みゆきと、放送部に潜入ミッション!?」

今回の主役はみゆき! 放送室の謎に挑む(という名の侵入)エピソードです。

テンションが高すぎてやらかすタイプのみゆきと、それを全力で止めようとするかえでの対比をお楽しみください。

「ねぇ、放送部のあの箱……中で何やってるのか気にならない?」


昼休み、唐突にみゆきがそう言い出した。

放送室。校内放送を流す謎の小部屋。場所は知っていても、中身は謎だらけ。


「え、それって、放送部の活動内容ってこと?」


「うん、それもだけど――中に入ったら“全校放送ジャック”とかできたりして……!」


「……えっ、怖っ。発想がちょっと不穏なんだけど!?」

かえでがドン引きしてる横で、ことはが乗ってきた。


「なるほど! これは校内調査の一環として立派な潜入任務です!」


「いやいや、そんなことしたら怒られるよ!?」


■昼休み潜入作戦、発動


放送室は職員室の隣にあるため、難易度は高め。


「……って言ってるそばから忍び込もうとしないで!」


ことはがドアの影に隠れて、カチャッとドアノブを試す。


「開いてる……! 今しかない!」


「あのさ、もうちょっと罪悪感持とう!?」


中に入ると、機材がずらり。

マイクに、ミキサーに、謎のボタン。


「これ絶対『全校放送』のやつだよね!」

みゆきがワクワク顔でマイクに近づく。


「やめとけって! 絶対やめとけって!!」


……ピッ。


『マイクオン』


「……え?」


次の瞬間、校内に響く声。


「えー、こちら秘密放送局です。これよりおやつの時間について重大発表を……」


『誰ですか!? 放送室に入ってるの!』

職員室から先生の怒声。


「ギャアアアアアアア!」


■事件の後


昼休み明け、3人は職員室で正座タイム。


「まさか全校放送使って“プリンはカスタード派です!”とか言うとは思わなかったよ……」

かえではあきれ顔でボソリ。


みゆきは反省してる……ような顔をしながらも、どこか楽しそう。


「でもさ、あのマイク、すっごく音良かったよね!」


「反省してねぇーー!!」




エピローグ:

帰り道、みゆきがにやりと笑った。


「ねぇ、次は体育館の放送席とかどう?」


「お前、放送機材の虜になってるやんけ!」


「放送部、入っちゃえばいいんじゃない?」

ことはが真面目に勧めてくる。


みゆきは少し考えて、ふっと笑った。


「それはそれで面白そうかもね!」


放送席での“再犯”は、きっと時間の問題だった――。

校内放送って、ちょっと特別な雰囲気ありますよね。

やってみたいけど、失敗したときの恥ずかしさは半端ない……。

次回は少しだけ“まじめ寄り”な展開があるかも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ