第23話:「ことはと、謎の転校生(ただの迷子)」
今回は新キャラ登場回です!
“迷子”というより“嵐”のような子ですが、今後どう関わってくるのか……ことはたちの生活がさらに騒がしくなる予感しかしません!
朝の教室に、ざわざわとした空気が広がった。
「皆さんにお知らせがあります。今日から新しいお友達が加わります」
先生の声と共に入ってきたのは――
「……って、誰!?」
――ではなく、教室のドアから顔を覗かせた見慣れない女子中学生。
制服も、学校指定じゃない。
「……あの、ここって1年2組……じゃない、ですよね?」
「違います、ここは2年3組です」
「えっ!? また間違えた!?」
■その子の名は「真島つばさ」。
引っ越してきたばかりの1年生。
なぜか3年のフロアまで迷い込み、しかもなぜか「ことは」の机の前にピタリと立っていた。
「君……なぜ私の前に……」
「いや、なんかこの席、落ち着くっていうか……」
「それ、運命とか言い出したら認めないからね!?」
■みゆき&かえでも登場。
「ことはが“運命の出会い”とか言われてる」
「いや、さっき全否定してたでしょ」
「でも確かに、ことはと同じ匂いがする」
「どんな匂いだよ!? 黒歴史の匂いか!?」
■つばさ、天然で方向音痴。
「階段を降りたはずなのに屋上に来てたり……」
「それ物理的におかしいから!!」
「でも、ここ楽しいですねー! 初日で友達できてよかった!」
「……なんかもうこの子、強い……」
■結末:
先生がつばさを迎えに来て、「今度こそ本当のクラスへ」連れていく。
「また来るね!」と元気に言い残して。
「“また”って……間違えて来る気満々じゃん……」
「でもなんか……あの子、放っておけないよね」
「ことはが姉っぽく見えたの、ちょっと感動した」
「やめてよ照れるじゃん(ドヤ顔)」
エピローグ:
放課後――
「……今度は屋上に来るって言ってたけど」
「また間違えて保健室にいるかもね」
「もはやつばさの行方を追うイベントゲーム作れるよね」
「タイトルは“迷宮のつばさ”でどう?」
中学生活は、今日も平和にバカだった。
転校生って、なぜか最初から強キャラ感ありますよね。
つばさは方向音痴で自由人ですが、どこか憎めない愛されキャラとして、また登場させていきたいと思います!
ちなみに、ことはとのコンビ名は「黒歴史コンビ(仮)」です。異議は認めます。




