第18話:「ことはと、階段下の怪異未満」
今回は“ちょっぴりオカルト風味”なお話をお届けしました!
中学生って、こういう怖い話に無駄に盛り上がったりしますよね。
でも、結局は笑って終わるのが一番!な3人の姿を楽しんでください。
「うちの学校って、七不思議あるらしいよ」
放課後の教室、ことはがいきなり爆弾を投下する。
「……って、今さら?」とみゆき。
「“鏡の中で笑う2人目の自分”とか、“音楽室のベートーヴェン像が泣く”とかでしょ?」と冷静なかえで。
「いや違うの! 私が聞いたのは、階段の下の“13段目の影”!」
「階段、12段までしかなかったよね?」
「そうなのよ! だから怖いの!」
……こうして、3人は階段の謎を探る“ゆるオカルト調査団”になった。
■放課後の階段にて
「まず、これが問題の階段……って、ふつうの階段だけど」
「本当に13段目、あったりして……」
3人は慎重に段数を数え始める。
「いーち、にーい、さーん……じゅうに! やっぱり12段じゃん」
「なんだ、ただの都市伝説か〜」
だが、ことはが神妙な顔で言った。
「本当に……そう、思う?」
みゆきと かえで:「ひいぃぃぃぃ!!!」
でもその瞬間、「ドサッ!」とどこかで物音が。
「今の……なに!?」
「ガチ!?」
「誰!? 幽霊!? 教頭!?(※見た目がちょっとホラー)」
びびりまくる3人。でも正体は、ただの掃除用具入れから転がったモップだった。
「やめて〜、モップのくせに演出力高すぎ!!」
■調査報告
結論:
・階段に13段目はない
・だけど、ことはが話すと全部ホラーっぽくなる
・モップは悪くない
3人は謎を解いたというより、ビビり倒して帰っていった。
エピローグ:
その夜、ことはのグループチャットに、写真が1枚送られてきた。
【階段に映った“もう1つの影”】
……正体:ことはの足影。
かえで「やめてぇぇぇぇ!!! 眠れない!!!」
みゆき「明日、教頭に除霊頼も……(違う)」
ことは「ふふふ……第2弾も、お楽しみに」
次のバカは、誰だ。
ことはのホラー風プレゼン力は、ほんとに最強ですね(笑)
嘘をついてないのに、全部怖く聞こえるのは才能なのかもしれません。
こんなふうに、毎回バカバカしくも仲良しな3人のやりとりを、これからも描いていきます!




