表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしたち、今日も平和にバカしてます。  作者: たむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/50

第18話:「ことはと、階段下の怪異未満」

今回は“ちょっぴりオカルト風味”なお話をお届けしました!

中学生って、こういう怖い話に無駄に盛り上がったりしますよね。

でも、結局は笑って終わるのが一番!な3人の姿を楽しんでください。

「うちの学校って、七不思議あるらしいよ」


放課後の教室、ことはがいきなり爆弾を投下する。


「……って、今さら?」とみゆき。

「“鏡の中で笑う2人目の自分”とか、“音楽室のベートーヴェン像が泣く”とかでしょ?」と冷静なかえで。


「いや違うの! 私が聞いたのは、階段の下の“13段目の影”!」


「階段、12段までしかなかったよね?」


「そうなのよ! だから怖いの!」


……こうして、3人は階段の謎を探る“ゆるオカルト調査団”になった。


■放課後の階段にて


「まず、これが問題の階段……って、ふつうの階段だけど」

「本当に13段目、あったりして……」


3人は慎重に段数を数え始める。


「いーち、にーい、さーん……じゅうに! やっぱり12段じゃん」

「なんだ、ただの都市伝説か〜」


だが、ことはが神妙な顔で言った。


「本当に……そう、思う?」


みゆきと かえで:「ひいぃぃぃぃ!!!」


でもその瞬間、「ドサッ!」とどこかで物音が。


「今の……なに!?」

「ガチ!?」

「誰!? 幽霊!? 教頭!?(※見た目がちょっとホラー)」


びびりまくる3人。でも正体は、ただの掃除用具入れから転がったモップだった。


「やめて〜、モップのくせに演出力高すぎ!!」


■調査報告


結論:

・階段に13段目はない

・だけど、ことはが話すと全部ホラーっぽくなる

・モップは悪くない


3人は謎を解いたというより、ビビり倒して帰っていった。




エピローグ:

その夜、ことはのグループチャットに、写真が1枚送られてきた。


【階段に映った“もう1つの影”】


……正体:ことはの足影。


かえで「やめてぇぇぇぇ!!! 眠れない!!!」


みゆき「明日、教頭に除霊頼も……(違う)」


ことは「ふふふ……第2弾も、お楽しみに」


次のバカは、誰だ。



ことはのホラー風プレゼン力は、ほんとに最強ですね(笑)

嘘をついてないのに、全部怖く聞こえるのは才能なのかもしれません。

こんなふうに、毎回バカバカしくも仲良しな3人のやりとりを、これからも描いていきます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ