表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/23

21

さらに進んでいくと二股に分かれているところがあった。

どうしよう・・。


「ねね、これって宝箱取り忘れないのどっち?」


こういうときはズルをするに限るよね。


「おまえなー。自力でクリアするぜ!って意気込みはないのか?」


「ふふふ。どっちだと思いますか?」


呆れたようにいうラジェに黒いアーチェさん・・。


「また戻るの嫌なんだよ~。ボスじゃないのどっち?」


ニコニコ笑うアーチェさんがキラッと笑って言った。


「人にお願いする態度がなっていませんね」


ぐぅ。


「そうだな。ラジェ様、アーチェ様、お・ね・が・いvって言ってみろ」


ラジェまで調子に乗りやがって、と思うがしょうがない。

めッちゃ可愛く言って悩殺してくれるわ。


短剣を一旦しまうと、メイドリアンローブを整える。

手を前で組んで祈るような体勢をとりつつ、小首をかしげて上目遣いに見つめる。


二人の空気がなんだか怯んだのを感じたけど、そんなの知らない。

できるだけ可愛く言ってみた。


「おねがい、おしえて」


「ぐはぁ」


あ、ラジェが潰れた。

アーチェさんの笑顔が黒くなってキラキラしてきた。


ん。なんだか寒気が・・・。



「こいつはすごい破壊力だぜ。この俺が写真を撮れなかったとは・・・」


「ふふふ。かわいらしいですねぇ」


む、その辺の岩にかじりつくラジェも怖いけど、にじり寄るアーチェさんも怖い。


こんな時は逃げるに限る。


とりあえず左の道を選んで爆走してみた。


「こっちにする~。さらばじゃ~~~」


逃げ切れるかしら・・・。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ